2008-01-01から1年間の記事一覧
星が降る星が降る 昨日と同じ天気です。 数日後にしぶんぎ座流星群が極大になる模様 空もそわそわしています。
戦後処理に疲れた敗戦国のように オレたち 低偏差値 敗残兵 敗残兵 敗残兵 未来はもうない オレたちは終わった 輝けない 映らない 老いていく せいぜいあいつらをバカにしてやる 殴りそうな顔をして 脅かしてやる ひ弱な奴ら オレたちは肩幅が広い だから勝…
俺のギターに手が生えた じゃんじゃかうるせえぞ 俺のギターに足も生え shibuyaで弾きがたり 俺のギターに 予想できたと思うけど ちんこが生えて ファンの女とホテルへゴー ピックで陰核をアルペジオ アタマ突っ込んでヘッドファック そのままかき鳴らし ひ…
あたしの 自慢の 右眼が 左眼に 恋をした あたしが 寝静まったのを 見計らって あんたら 同じ布団に もぐりこみ あたしの まぶたを 波打たせ キスしたり 挿入 し合ったり こっちが興奮 してくるじゃないの あたしが 黙って 見てたら あんたら いつのまに 子…
たったそれだけの事オ 畜生 どこにも存在してほしくない お前の内面など 無垢で無口で 無意味であればいい それが女だ ボンヤリとしていろ 口をあけていろ そうして何かを待っていろ 女であり続けたい限り
ロマンチシズム それはまだ君の 唇が僕のために 処女であったときの ロマンチシズム それはまだ君の 精神が意地悪を 知らなかった無垢の 美しき時を奏でていた白い声 ロマンチシズム それはまだ僕が 眉をしかめたり 酒を握り締めて うなり声を上げるような年…
情熱的ではない しかし確かな恋 そこには絶対にあり だが手ごたえのない愛 注ぐアルコールは彼女のため されど唱える 言葉は何もない セックスならば何だっていい 射精さえ可能であればいい だがしかしここに 僕の叫ぶ余地のあるということは? 恋とは何か …
こんな夜にすることは決まっている だからここに来た
現実が天井からポタリと背中に 入り込み巨大な蜘蛛のように 八本の足を 伸ばして胴体を締め付ける ギチギチと鳴いて信号を送る 受け取った脳が誤動作を始める 涙がつらりと流れ うめきが漏れる 夜が嫌いになっちゃうよ 暗いなんて嘘だ 宇宙は星の輝きで満ち…
嘘吐きめ あらかじめ金を貰ってレイプされて あの声もあの声も演技なんだろう あの戸惑いもあのよだれも あの涙もすべて偽物だった 好きなのか嫌いなのかそんなことは知らない おまえは金を貰ってレイプされ 奴隷となった おれたちは精子に従順で それを知っ…
焦点を探して真実と真実の間を縫う 彼らは既に訳知り顔で僕に何も教えてはくれない ただ過去の悦楽を追体験しては ニヘラ ニヘラ… 小学生のランドセルを背負って 笑顔の彼女の 実は妖艶な笑顔の 滲み出る液体を舐め ああ ああ と したたり落ちるその雫の 叩…
釣り糸を垂れたまま 朝日を浴び きらきらに輝く水面の 遠くに波紋 プカプカと揺れる 泡に閉じこめられていた 匂いがはじけて けむりのように漂い 玉手箱のように 僕は歳をとる しわだらけの顔が映る 可笑しいが黙す そして 煙草を吸うでもなく たまにコーヒ…
歩いてる 彼や彼女ら 服を見ただけで それだとわかる 服を見ただけで それだとわかる 服を見ただけで それだとわかる 音楽も漫画も大好きだけど 目を見開いて ヘッドフォンをマックス バンドマンなんかの青春の歌に 騙されっぱなしじゃ嫌なんだ 絵の上手いや…
酒よ、水を演じる妖精よ 大蛇のように這い回り、肌を嘗め回す 絶頂の太陽、揮発性有機化合物… しめやかに祝え。孤独と
走り抜けるイカズチのように ズバッズバッと飛んでいく 手足がしびれ 全身が射精する 心の震えが止まらない なんだこれは、そう テクニカルカメオの新曲さ ナンバー ソング チューン 新たなる世界 テクニカルカメオのお二人に チアーズ メロディ リズム グル…
舞う月に眩暈を覚え 葉っぱ暗闇にふらふらと浮く ぐらぐらと 目の前を月が踊る なんというスピードか 庭の草花がにょきにょきと育ち 僕を取り囲んで笑う にこにことリズム取りながら揺れる それらの隙間を縫うように 低空に舞い踊る月 時おり股の下を通り抜…
君が好きだと言ったこの映画はとてもくだらない 僕が好きだと言ったこの音楽を君は 趣味の悪いワンピースを見るように通り過ぎていった 君が嫌いだと言ったこの音楽は 確かにひどく俗悪なもので 僕はその往復に何度も何度も轢き裂かれ もうぐちゃぐちゃにな…
酒飲み酔い 本音吐瀉 君の見上げるステージ 死にたい セックスで満たされる 訳なく煩悶 輾転反側 独占と雄叫び 解決遠く 夜遊び独り 聖書読む少女 恍惚に他人 リトマス試験紙 性器変色 嘔吐 涙 さようなら愛する人 仕方のない別れ ぼやける点に焦点を合わせ …
貯金してカメラを買って あの娘に声をかけた 何十万円のカメラが君のこと すごく綺麗に撮ってくれるから どう? ズームの音が彼女の高き プライドと好奇心を刺激した 木漏れ日を肩にのせ ベンチで嘆息する表情を 撮って おびただしい時間と手間ひまをかけ 古…
夏 ケン一が呼びに来た 河原を歩くと 犬がいて 可愛いですねと飼い主に言って じゃれあっているすきに 後ろから抱いて首を掴み 包丁でのどを切った 太陽が照っていて きっとすぐ腐るから そういう匂いになる 僕は笑った ケン一は何も言わなかった でもこれだ…
こんな詩のかきかたはきらいだった かんがえていることを かんがえていなかったかたちで だれにもわからないように ねじきってだすこと そんな詩にかちがあるとはおもわなかった 心象風景をえがくのがきにくわなかった そうしてみんながさっぱりしている う…
五六億と七千万年待ってます デイリーの明かりが消えるまで 貴方が両手をこうさせて すいっと 来るまで 殺伐とした部屋です 何もありません 男が一人寝ています 男が一人待っています 窓から見えるデイリーの明かりが 消えてくれるのをただ願う 部屋が華やい…
磨いた苦々しさの欠片が日々 よんどころない日傘さして宙を舞う 一等地まではほど遠いイスタンブールの借家 紛らわしい黄泉の国への入り口で右往左往する 十把一絡げのみずみずしい魚たちを追いかけ回す そのような日常さえもはや幻想の湖上に浮かぶ一握の砂…
自殺と幸福がすれ違う地点 何十回と読み返した漫画の上に 僕はひざまずく 祈るべきは既に斜陽 砂漠化した畳が膝を溶かし ずぶずぶと縁の下へ引きずり込んでいく 妖怪がいる 平面なる救い 照らさない太陽 濡れない雨 死なない身体に 今日も声を上げ 涙を流し…