2004-03-01から1ヶ月間の記事一覧
飯を持って来いと叫ぶ相手もいないから吐瀉物を窓から散らして気を引こう 好きな子の窓の下に行って上向きに嘔吐 届かない吐瀉物に自分の恋心と不細工さ加減を重ねて考えてみたり 飛翔したイエローな汚物これこそが僕の太陽じゃないか 落下するシンボリック…
スッカリスッカラカン スッカリスッカラカン サイフからコイン取り出し スピンかけて川に投げる スッカリスッカラカン スッカリスッカラカン 脳味噌をムチのように 猛獣を叩く 釣り糸のように 海に垂らす 幻滅する前に走れ何処までも 目の前にある全ての目玉…
少年よ小石を掴め 若者も 壮年も 老人も そして空へ投げれ 彼らは無数の放物線描いて 物理法則の普遍性を照明するだろう だけど手のひらの傷 叩きつけられた地球上の打撲 降り積もっても消えることはないよ 雪のように舞え 小石 自由を奪われた少年よ 少年に…
フワフワでフラフラなこの人生 道のりの欠片を千切ってはthrow 不用意に人生相談して凹むくらいなら 自ら目の前にシケモクを山積みにするさ だって常識も通用しないし 一人娘だって殺されそうだから 絶対に結婚はしない フワフワでフラフラ 長期的な展望に立…
空が青い 神のせい 胃が痛い 医者のせい 戦争がある 政治のせい 犯罪がある 社会のせい 虫が絶滅する 少年のせい 曇り空だ 発電所のせい ああ空が青い 神のせい
あー飛び込むぞ お前の腐った腹の上に あー飛び込むぞ ふかふかの布団に 一歩間違えば死ぬくらいの高さから 飛び込むぞ お前の飛び出た腹の上 飛び込むぞ ガチガチの緊張に あー飛び込むぞ (ドキドキ) あー飛び込むぞ (してる) お前の腐った腹の上に 穴…
隠れ蓑としてのメタファ 有り触れを異化 粘土で作ったお城を ぐちゃぐちゃと捏ね回し芸術化 眺め一杯の紅茶飲み うまいと言う 隠れ蓑としてのメタファ 活動が皆ポエム
舞うはずの鳥は急降下 崩れゆく編隊 槍のような雨 突き刺さるクチバシ 降ってきやしないかって淡い期待 ダイレクトに頭上 開かれろ頭 解き放つ脳味噌の鬱血 翳されよ掌 ありきたりなポーズ 屋外に叫ぶ自己言及 風にさらされた自刃の願い ほうら消極!
さっきまで3時 そして今しがた4時 遂に現在4時5分! 集合時刻は4時ジャスト 愛するあの子も待っている MMP 4:05 ふとんにくるまり 呟く言葉は「もう無理ぽ」 パソコンに向かい駄目ポエム 長針短針秒針が タイマーの針が 心臓に突き刺さり痛い と…
流砂のように綿密に 絡まり過ぎてく時の間隙へ 水を割るようなサイレンス ゴールドな沈黙
少年ヤザキは昆虫採集が地上最大の趣味だった。彼は毎日毎日をかしをかしをかしをかしと呟き叫びながら虫虫を追っかけて追随していた。都市で。都市の中で。大都市メガロポリスの喧騒的な騒々しさの中で1941年型タモタモリモデルを振り翳し太陽に向けて…
腐れ外道が冬列車の中 狭い優先席にどっしりと構えた 不細工な男を見たんだ その隣に 不細工な女が居たんだ 胸が 痛んだ 不細工な女の傷んだ胸は 爆発直後のゴムバルーン ゆっさゆさとゆらゆらさせて 外道の腐れた胸の内を 射たんだ けれどもちっとも感動で…