2003-11-01から1ヶ月間の記事一覧

記号としてのナターシャ

「ナターシャ」に秘められた記号論的価値 軽率には口にできぬ 「ペペロンチーノ」 そして何よりも「ピスタチオ」 彼らの前には 「ルイ・ヴィトン」に秘められた記号論的価値 そんなものなどは灰燼に帰すだろう 「ナターシャ」の孕む美名は 全ての女性を自刃…

ヂンケ槻大詞作

んなやつぁいないよどこだって マタンゴ生やした女の子 インテリ野郎が大好きなの 斜め懸垂決めてるぜ あー何だろこの夢どーゆーこころ あーあー潜在意識の現れなんだな ユング風に解釈するならば トラトラウマ トラトラウマ リビリビドー (リビリビドー) …

ダンケチャン

蕭々 瀟々 小照 現勢 減勢 光来 高来 ああ意味がわからないよ すべてはこの世界と同じだ 何もかも私には見えないのだ 何処へ行くの奥さん

章末問題でイエロー殴打

元老院が開幕を主張するような大海嘯 青空が紺碧に輝き光闇の中で揺動する 振り切られた針と熱線なり刻印 震撼する大地も流浪の果てに鐘楼 少年たちは厳格な芝生の精緻から躍進 誘発される姦通儀式に裁判官さえログアウト 嗚呼揚々として断固たれ信念 嗚呼深…

分裂病

自転車が轢いていく 屈強なマンを轢いていく 素手では勝てない だからといって 自転車に乗って轢いていく 屈強なマンを轢いていく 貧弱坊やが自転車乗って 屈強なマンを轢いていく 屈強なマンを轢いていく 体重が足りない だからといって 鉛を背負って轢いて…

わたくしの書いているのは、ヴィジョンのない詩である

わたくしの書いているのは、ヴィジョンのない詩である

ヴィジョンのない詩、それを根絶やし

ヴィジョンのない詩、それを根絶やし

徴兵/合宿バス

戦場に向かう荒くれバスが たまに立ち止まっては 徴兵しながら進んでく 悲痛な叫び声 陰惨 車内では バスレクに勤しむ新兵士 引きつった笑顔で まーレクリエーションちゅうても しりとりしながら腕立てしたり 腹筋しながら伝言ゲームとかね 手旗は鉄アレーあ…

大声の地獄耳病患者

地獄耳には辛い 世界中の人間が僕のこと恨むよ 憎むよ 僕が地獄耳だってこと 知っててみんな わざと悪口を言うんだ ひどすぎる ああ、いっそ殺してくれないか 「彼は大声で叫んだ その声は世界中に響き渡った」 地獄耳には辛い 世界中の人間が僕のこと蔑むよ…

死ぬことと意味

意味がない まったく意味がない 死んだほうがいい 僕なんて ああ すごい なんだこれは あいつには意味がある 意味がありすぎる どうしたらいいんだ あいつには意味がある 意味がありすぎる あいつには意味がある 意味がありすぎる 意味がありすぎて どうした…

ド・ゴール政権下のタンザニア

ド・ゴール政権下のタンザニアでは 農夫たちが稲刈りをしていて 真っ黒に日焼けした笑顔に白い歯がキラリ フランスじゃドンパチ

戦争反対って叫んでる

戦争が始まった みんなマイクロフォン持って 戦争反対って叫んでる でも 戦争は始まった みんなマイクロフォン持って 戦争反対って叫んでる 戦争で人が死んだ 幾人か死んだ みんなマイクロフォン持って 戦争反対って叫んでる 戦争が平和をもたらした みんな…

擬似キス

丁々発止で日が暮れて あいつの唇はぎ取って いつのまにやら恋をして 毎日接吻 アレに填めてみたりも したりして