2011-01-01から1年間の記事一覧
酒場の熱気 うつむく黒いベース 酔わせる定番 一丸となって 愛をこめて コミュニケーションブレイクダウン 抜き取った空気 さようなら音楽 いつまでもしつこいよ 何を失ってでも ここから連れ出したい
聞いたことのない言い方を見つけたら それはすべて僕の詩だ
誰にも言えない 森の中 カーラジオから スローバラード 幸福ってなんだろうとか 幸福が果たして すべてなのかと 考える ひとりになると人間は どんな罪深いことでも思いつく 本当にひとりだと どんな罪深いことでもしてしまう 僕はあんなに罪深い欲望を ひと…
雪がとけた 雪がとけた 水になった つめたくなくなった あたたかくなった あつくなった 蒸発して なくなった 雪がとけた 少しずつまた降り始める 少しずつ積もる 少しずつとけていく 時計がとまった 時計がとまった 腕輪になった とたんにおしゃれになってい…
雨降らし 悲しいなんの返答もない君に死と涙だけが僕の想像の中にある死と涙以外に僕には何もないそれだけだああ苦しいだけです喜びもありますが重みを証明するために僕はしばらく図書室にこもりますその間に君の気がきっと変わってしまうから僕は怖いどうし…
いつも持ち歩く ウィスキー 瓶 銘柄は言わない 酔うための薬 海賊ならラム たまに詰め替えて 早く! って思うから。 大好きで 相思相愛 煙草の煙たくて 静かな部屋で 恥ずかしながら本体は こんなもんだよと 照れ隠しして 未来はそれでも怖いのだけど あえて…
あなたの血をなめたいのです 気が変わって 今ではあなたでいっぱいです あの詩の価値を知ってから 何も書けなくなったのです あなたに追われて 逃げたわたしは あなたの内部にあんな血が 宿っていたとは知らなくて やわ肌ばかりをなめていました 文化のよう…
僕が何かを書く人だったら 僕が何かを作る人だったら 僕が何かを どこかへ 発信する人だったら 僕が何かを 誰かに影響させてしまう人だったら 僕がそんな 大それた人だったら 僕がとても自信過剰だったら それがもしも わざとだったら 僕が何かを伝える人だ…
一度ではなく 二度でもなく 何度かしていて ゆっくり笑顔で 何もないように 愛しはじめて はじめての今に 知らないけれども そうかもしれない わからないけれど ごまかしているのかも しれないのだから ただ 君とこの人に何があったって 信用の裏側に書いて…
雪の力学に 突き動かされながら はらはらと心 近づいては 越え、 夢のむしろに 包まれて眠ろうと しかしそっと音、 有理数を数え切って、 きりきりと開かない 開かないって、 しずくのような時を 少しずつ消費して 砂を見よう 砂を、
105.死刑台の教祖 返信 引用 名前:ジャッキー 日付:2004/7/25(日) 2:2 幼少の頃 貧乏だった我が家には サンタクロースが来なかった 一人っ子の僕は 毎年毎年 泣いていた それはある年の あるクリスマスの夜だった 堅く閉じていた瞼の その裏側に あのサン…
君に手紙を書くよ もう二度と戻らない それでも書くよ 死ねるように 儚いよ どうせ酒と女と 博打なんだよ 君に手紙を書くよ 重たい気持ちで ほらもう誰もいない 本を読んでいた 新しい命の責任を とるかとらないか その決心をするか否かの それだけの 人生を…
「ごめんね」にこめられた やらしい意味と その君を追いかけた 彼の事情と 僕の詩情が やわらかにあいまって 新しい症状が光る いちいち見ないで またいつでも あした会えたら どんなことでもしようよ どんなことでもしよう もうわかったろう 僕の無邪気さと…
すっかり壊れた 僕の顔 雪景色に隠れた よく見なれた 老いぼれた それでも誰かが愛してくれる 昨日と今日と明日をつなぐ 証拠のような 壊死寸前の 汚れた僕の顔
君を守りたい ゆえに僕は僕を守る 永遠に続いていく暮らし 終わってもいいけれど 菓子パンぶん投げる 子供をどうやって叱ろうね 授業中手を上げないで座ってる 姿見ることはないけれど 塾通いなら帰りにソバ食って 夜行性の昆虫と光と蜜と 探しに出かけるん…
生きてる! 生きている! 手のひらを何度も 閉じては開いては 確かめる 昨日はあんなにぎこちなかった 震えていた手が 太陽と出会い生き返る 雪解けの水があふれ流れ出す 生きている! 幼いふたりは生きている そっと手をつないで 姉弟のように寄り添って 野…
ひとりきり カーゴの中で 食品売場に取り残された あまいゆめ 独りよがりを よいの もうやめた 決まりの悪い 涙 流さずに真剣にパニックにならず しらないところで 無限と永遠について考えながら どこかでひっそり毎日泣いても 涙すら出ないということでも …
ねえ 散歩にいこうよ やりたい 幸せなんだ 手をつないで 風のない道を いけないことだけど 恐ろしいけれど 僕たちは欲望を果たす そのついでに歩きに出かける 春の陽気に 秋の夕焼けに やったばかりの手をつないで あたたかくほてったまま 意味もなく歩く 意…
年に一度もセミをさわらない そんな大人になりたくない たとえラルフが勇敢じゃなくても 理想の現実を求め続けたい 夢物語のような ユートピアを描くより 世界の絶望を引き受けて 金と家族と稼業との 兼ね合いのなかで 時に酒を飲み 歌い 泣くような友人の渦…
くろがねの槍を投げて刺さった城を 追いかけて追いかけて見上げる今に 思い出す事 旅人たちはすれ違い 奈落の底へと沈んでいった 今すぐゴーバンクラプト たまには勇気をかなぐり捨てて 期待の地平へ飛びこもう 素敵な世界へ 覚悟の世界へ 持ち物をすべて投…
ウオー わしはプレスビテリアン 長老じゃ 文句あるならかかってきんしゃい だれかれ構わず殺すわい 孫だろうが知らん血祭りじゃ ウオー なにをする わしはプレスビテリアン 正義の味方じゃぞ なにがウェストミンスターじゃ グワー 負けはせぬ 抵抗を続けるぞ…
五年も昔の遊びのような ただの慣習のような恋 たった一瞬のときめき未満な 単なる出逢いの小さな想い出 消えちゃったから忘れてた その程度の本当に小さな想い出 また会えるなんて 偶然とか奇跡とかみたい だけどちゃっかり地に足ついてて 運命感じたゲーム…
お金がない。 健康がない。 気力がない。 体力すら今はない。 胃袋の中身がない。 働く意欲がない。 何につけてもやる気がない。 義務感は弱い。 責任感はすこしある。 とにかくお金がない。 幸せはある。 吐いて捨てるほど満ちあふれている。 ただその幸せ…
光り続けて 輝いて 照らしていくために 僕は生きてる 抗ガン剤の副作用も どんな気持ちかな 五階建てのビルに 吠えるよ 積み重ねていく世紀末 新しい時代は来ない いつまでも咳をして 血を吐いて生きていく みんなの優しさで喉を裂かれて 奇矯な声で 奇妙な…
君が泣く調べ 不安定なら当然だなんて 運次第だろ 騙してばかりで 可能性はどこにでもある 頭上の石のように 狙いを定めてるんだぜ あいつも思わぬところで死んだ 誰も見ていないところで 通夜には好んだ煙草と酒と 想い出を涙にして置いた 音楽はいつでも同…
僕はあのこたち大嫌いだけど 君のことを愛しているから 僕はあのこたち殺して 君のこと軟禁し続けていたいんだ 憧れの先輩って君が愛した 一つ年上の女の子も 美しいだけの醜い心を 隠しもしないで歩いてたように 幻滅している僕のそばで 君は無邪気に笑うの…
三人とも嘘吐きさ 正しくもない 言い当ててるだけ 針で刺すように「そうでしょ?」って言ってる 雪が降っても 花が咲いても リズムで洗脳 踊らせていれば 快感に溺れ 思考も止まって 爆音で洗い流す また昨日をやり直す 対症療法 ストレス解消 人格は変わる…
時代です もうただ時代です 悲しく 泣きたくなるけれども 時代なのです 困ってしまうほど 時代です 永遠に僕は正しいのです 恒久的にただ正しいです 一瞬のうちに僕は正しく 刹那的にも僕は正しい しかし時代です 望遠鏡も顕微鏡も 時代には勝てません 時代…
未来という良い詩を読んだ ぐらついて骨になった彼には その良さがわからなかったろう そして僕には詩が書けない 頭の中が散文的で あまりに整理を求めているから 混沌を許す状況は 実に平和だ 乱れた世の中に 詩は蛇足 乱れた生活に 詩は蛇足 他人を思って…
終わりそうで終わらない 絶望的な世界 キリトさんの正しさは異常 愚民にはわかりはしない 終わりだと思い込んでる その背中から 正義だと思い込んでる その口許に 真実は弾き出せない 行く先さえ見えてもいない 確実に侵されてる この青い空の下…… あざとく…