ワインの血割り

不安ピーク

ドーザーで越え

悟りに澄ます

これを保つため

酔い続け

酒 クスリ 虚栄

肌に大人が結露する

アーマー並みに固着する

 

心の内に仏を眺め

手のひらを胸の前に合わす

光り輝くまで

待つ 待つ 待つ

待って 待って 待って

そのまま氷漬け

浮いて飛ぶ

抉り出された瞳とともに

 

美と愛のグラス

割れて砕けてとけあって

血も涙も見分けつかぬ

干からびて固くなってゆくまで

痛みに神経集中さしてる

 

1000年前なら歩いていける

誰かが歩いてきた道だから

1000年前ならいつまでも待つ

確かにあったことだから

 

神レベル 組み合わせ

草木 亀の首 海

 

燃えて消え

煙がまっすぐ水平線へ

越えてゆく絶対

そのために泳ぎ鍛えとく

何メートルだか

瞬間速度が合致したなら

うなずいて誰か魔法する

きっと認めてくれるはず

 

味気ない鮭食って

覇気のない鯖食って

匂いのしないニシンを食って

コーラ飲んでる人の隣で

さみしさとやさしさ

歩くだけでこぼれるので拾い回る可哀想な奴

拾い回って歩いてはまたこぼれている

そのさみしさを見て何も言えなくなる優しい人たち

さみしさとやさしさが下手すぎる

 

いたたまれなくなって僕

カロリーメイト吸いに出る

可哀想な奴 可哀想な奴

 

誰でもいいから話したいんだ

さみしすぎる奴ら

足りない人たちは結局のところ足りないんで

どこへ行ってもいじめられるから

優しさを搾取するしかないんだろうな

少年時代

忘れないです 見送った 五月の夏の終わりです

白墨の指に残った違和感と

咳き込む乗客にぼくは困ります

 

なぜなのでしょう

過ぎゆくものです

 

縦長の積み木を二つ

その上に三角を一つ

おうちの中にぼくはおります

その中にうずくまっています

 

いついかなる時もあたたかく

いついかなる時も優しかった

 

あなたと過ごした永遠はいつまでもここにありますが

あなたのもとにはもうないのかもしれません

それを確かめられないことだけが悲しみなのでしょう

幸福と平穏は いついかなる時も ここにあります

 

神は恵みをくださいます

遠く太陽の光のように

教えてくれて 育ちます

 

感謝するほどに愛はふくらみ

愛するほどに満ち足りてきました

おかげでぼくは元気です

 

自分の足でたくさんの

長い道に立ち 歩き続けます

旅情

かつて、かつて

路傍の憂い、

愛の飛ぶところ

 

旅をすべしや

すまじや波瀾

急流に呑まれ白痴となって

陽射しの陰で眠るころ

 

えい音の下

狩衣を濡らすチイと風

松の葉の先に雫がひとつ

 

恋を忘れて青空へ

蜜柑の香りがのぼり立つ

ひらけた山道

あの風景が何枚も貼りついて

終わりのないツヅラオリ

 

がらんどう

つめたい胸に

つめたいランプが火をともす

小さい線に離れ出て

壁にぶつかる火花たち

 

血は流れている

岩のような寒さの中で

氷と雪に

温もりのために

半身

この子は僕の半分で

君が痛けりゃ僕も痛い

だがそうでこそ遊ばせて

痛みを知らなきゃまたいけない

ともに歩んでいくがゆえ

いちにいちにで別々に

寝るときはひとつ

ああこれから僕もそこへゆこう

君の待つ

明日はどちらが先に起きても

いちにいちにで

たまにぴょん

なんでもしあわせ

ちょっとしてるよ

ちょっとだけだよ

それもわかるよ

だからごめんね

 

だけど

すごく楽しくなかよしで

いつまでもこう

未完成のままでいいかもしんない

お部屋は片付けるけどね

 

明日のことは明日かんがえる

明日のことを今日かんがえる

どちらもたのしい

さようならきのうのぼく

こんにちはいつものぼく

ありがとうゆかいなきみたち

みんなでぽんぽこ

とびまわってる

 

しあわせなぼくたち

ひとりのきみ

たくさんのぼく

たくさんのきみ

ひとりのぼく

あわせてみんな

なんでもしあわせ

 

たのしいね

不気味な親子

不気味な親子

安いコーヒー

 

スマホでゲームしながらタバコ吸う

ちりちり髪でアンバランスな洒落た服

たった一人で空気を汚す

若い男が中央の席に座っている

 

一つもいいところがない

強いて言うなら安いだけ

近所のじいさんたちがずっと話している

サラリーマンが暇を潰している

本当に暇そうなのだ

 

不気味な親子はいったい

何の目的でここを経営してるのか

娘や息子を

受け入れてくれるような社会が

ないということか

 

180円のコーヒーをすする

うまくもないエスプレッソマシン

無論まずくもない

ラジオの音がデカすぎる

AMラジオ

アンテナはって

 

汚い空気と壁と色合い

暇そうなサラリーマンが

電子タバコをやりだした

 

いったいなんだって僕はここにいる

なぜ生きている

 

昔々なら山奥で

包丁研いでる不気味な親子

都会に逃げ込んだファンタジー

誰の居場所もここにはない

 

誰の居場所でもないここで

悲しくもないのに

悲しい気がして

泣いていた

さよなら

みんなを

思い出してた

 

いいところなど一つもない

強いて言うなら安いだけ

気に入った

誰でもない時また来よう

雑観

君のこと

愛しているよ

愛し終わって

思ったことを

今全部

ここに書いとく

 

ここまでは前に書いたメモ

 

すずねちゃん

生意気で

卒業したら許さない

中退してなきゃ永遠にここに

グッドラック!だねえ

裂けろ

映れ

相方も根拠なく

果てろ

散って死ね 薄く浅いプライドは

 

弱いあなたが対等を気取るには

わたしを茶化して殺すしかない

さあやれよ

暴力で俺に勝てるのか?

 

ジェーケー

おれだってそうだった

おまえはどこにいくのだね

そのままみんなのレールの上を

走っていくなら殴られ損だ

だからあなたは犯されるのです

はやく化けなきゃ浮かばれないぜ

 

UFO撃ち落とすまで

UFO信じるしかないよ

そのくらい君に何もないから

鋼のシューズ空を踏んでよ

浮かぶクズたちが台になる

 

蹴り飛ばせ文句あるなら

プリクラの枠の中で舌出してバリアに甘んじてちゃー

「あたしらはリミットしってんだ」って

だからなんなん? 殺せよ

目の前のくだらない事

 

死ね すべて

終わりにしろよ

わかってないのはお前らのほうだ

地球より自分より世間より空気より

考えるべきことは

今見えるその視界だろうが

見えているのはお前自身で

お前の近未来ではない

ましてやいつかの屍でもない

小学生のランドセルでも

ない 諦めろ

きつねのだんごを食いなさい

君の誕生日

木漏れ日が雨ばしらのように

スカイツリーと並んで光る

 

ここは魔女の店

パッとコーヒーが出てくる

おかわりもパッと出てくる

さんまのランチはごはんみそしる

すいとん

それに副菜が13品

扉の向こうで小人か妖精がせっせとつくっているのか

指先からパッと出てきているのか

 

あの夜に宿のない君は

うちに来て『饗宴』について語った

離れて肉体を愛であって

それで人のことを少しは信じられたはず

きっと作り直せる

また少しずつ本を読もう

 

それとは違うべつの君の

誕生日さ今日は

たくさんの光

自分なりの人生

みんな集めて幸福になれと

魔法を学ぶ

時間を縮めるのだ

そのため僕はいくらでも長くなる

恋は瞬間

恋は瞬間

愛は場面

 

春は局面

パラダイス

 

目の前を過ぎる瞬間の

コマひとつだけ落ちてあり

立ち上がり歩む液体のような

あなたのことを一瞬に好き

 

恋はたちのぼる

頬を血が染める

 

君は遮断

 

それよ残像

恋にあらず

お前の心を占めるのは

たんに残影

お前の心にたちのぼる

お前の心を染めた血が

凝固している

お前はお前にこだわりすぎた

あの人をきたなくこびりつかせて

 

マッチ擦る

あの美

 

その灰!

たとえば僕が春になる

ストーリー落ちていく

ふわりと

地に着かず

跳ねる

 

鹿が歩いているところを想像する

ゆっくりとすればそれで十分に幸福である

 

僕が春になることを試す

じっくりと心で思う

朝が来たらやってみようと思う

 

船が進むとする

小舟だとする

そこに僕がいるとする

それがどこであれ

穏やかであれ

祈りは憎しみとともにはない

自粛

続け続け

控えい

控えおろう!

粛々と生きよ

 

お天道様のあるように

生まれながらにお上はありて

圧政悪政ありますが

私の上にあるものと

私の下にあるものは

私にゃどうにもできません

天と土とにゃ逆らえぬ

はずが

どうしたことか?

現代の思い上がった人類は?

アスファルトばかり敷きおって?

天には蓋もできないくせに?

今日も雨が降る雨が降る

その水は地下に染み渡る

 

生まれながらにライオンはおって

オオカミは絶滅しそうだが

ネズミは撲滅できやせぬ

悔しかったら勝ってみよ

台風も地震

政府も政治も金も経済も

コントロールはできぬもの

人間も災害

何をそんなに信じておるか?

人殺しが少し減ったと?

あなたがそう思う

それだけのことで!

 

槍が降る槍が降る

この世の中を人は生き抜く

生き馬の目を抜くは

何も人間ばかりでなし

そこに犬がいてわしを噛む

それで天国行きなのじゃ!

蒟蒻ゼリーで容易く死ぬじゃ!

 

控えおろう…

世の中は空気

私たちが生きるのに必要なもの

何十億年も前ならば吸えなかった!

われわれは深呼吸ができる

深く感謝を捧げつつ

呪い

粛々と生きよ

控えおろう

ヒイラ木

ヒイラギ ヒイラギ

スナックの名前

今はもうなし

新しくもできはしない

ヒイラギは散る

 

花梨 まだある喫茶店

甘く苦いはずの

ただ古ぼけた煙草の匂い

いずれ落ちて土となる

愛とともに花梨

 

ヒイラギ 冬にある歌

他の季節には聞こえなくなる

ただ耳を澄ませればそこに在る

時間を一回り

遠くから見る

 

花梨 バラ科カリン属

またはボケ属

鬱々とした小人の群れを

パァッと明るくさせる灯火

月光の代わりに

 

ヒイラギ ヒイラギ

スナックの名前

今はもうなし

新しくもできはしない

花梨 カリン 輝く星屑

ここにあれ

マーマレードとなれよかし

トーストに塗られて食われよて!

散歩

小さくて素敵な家だ

細く黒ずみ

二階の窓に真っ白なレースの

飾りがどうにか掛けてある

ここを覚えた

全てが僕のものになる


賑やかに透けた解放書店

毛布をかけた桜橋

陽の当たる身体

底に沈んで土を踏む


老人老人

行く先に常に

少年、少年

一輪車の少女がUターンをして

すれ違った


あの階段をくだると

たばこ屋があって

窓口にビールが売っている

今日こそ飲もうか

さあ

見下ろす

 

全てが僕のものになる

 

見上げるものも

触れる空気も

別の世界のあらゆるものも

 

覚えて忘れ

忘れて覚える

思い出す

日が暮れて肌寒い

巡るものたち

自分自身が法則となる

法則のない法則となる

腹立つ殺すぶっ殺す殺す

はらたつころすぶっころすころす

腹立つ殺すぶっ殺す殺す

はらたつ ころす

 

〜間奏〜

 

腹立つ(略)

 

殺すより早く

諦めるより遅く

殺すより速く

諦めるより遅く

 

殺す より早く

諦める より遅く

殺す より速く

諦める より遅く

 

(繰り返し)

 

などと自転車に乗りながらまた歩きながらずっと歌っていた リズムに乗るのはとても楽しい

 

殺すよ(よりはやく)

諦め(よりおそく)

 

いつまでもこのまま歌ってたいな

殺すとか言って

あきらめないで

ずっと願っている いやなものすべて死ぬ事を

 

幸せとともに