2012-01-01から1年間の記事一覧

清く正しく美しく 生きていくだけの僕だから 嘘でなければ語り出せない 真実をいつも どんな理想も 叶うまでは嘘だと知って 誰かがそばにいても いくら幸せを感じても 満たされない心がある 一人や二人や 五人や八人で 生きているのではないのだから 清く正…

数滴

何かがおかしい僕は死にたい 宵越しの銭は一つもないから そんなん茶番でそれでも恋しい 愛しいあなたに抱きつきたい だけど僕は臆病です さほどの勇気もございませんが 誤解されてて可哀想だよ 妖魔がかどわかす ああ小さい そうだ僕は公園で決してグラスは…

今日も僕は考える 考えるふりして パズルのピース組み替える そんなやつにはなりたくない 今日もあしたも考える 考えるようでいて 人間のことだけ考えない そんなやつにはなりたくない 計算をしたいなら 数字じゃないから 表情をもう一種類崩して 豊かに歌を…

ここんとこの生活

きつい。11/1は誕生日でありました。徹夜明けになる予定の2日は早めに帰りたかったので、明日のぶんまで仕事するぞーと張り切っていたら、午後4時前に「木曜喫茶の営業は今日で最後にしてください」という通達がきた。それであらゆるやる気を失ってしまった…

弛み

揺り篭を見つめる 救えるだけ腕が伸びて 笑えるだけ笑いすます 生活のもとへ 神などない 見つめ合い、思い出す 繰り返す 寄り添う人達 血が流れるほうへ 法則を確かめて 遥かに祈りを 昔、生きたあの人へ 眠らない乱れ方 散る雲の心に 静かに息を吸い込んで …

プリキュアの美しき魂

プリキュアを見るのは主に女児である。 しかし、小学二年生くらいになると「卒業」する子が多いようだ。(いつ卒業するかには個人差があると思うけど、僕が聞き取りした感じではだいたいそのくらい。) 一作目『ふたりはプリキュア』は2004年2月に始まってい…

渇き

夜中の都会で目を閉じて ポカリスエットを静かに飲むと あの山道の腐った木の匂いが 今日の渇きとのバランスが

永遠の共犯者

ゆりかごから 墓場まで

脱がせてみれば醜悪で それでよかったんだと思う キリギリスの鳴く声も カゲロウの揺れる音も

飲み過ぎたのでなく食べ過ぎて いや食べたせいで 気持ち悪くなった 年々食べられるものが減っている ラーメンはもう無理だ カレーも怪しい コーヒーをのんでいる エアコンには気が滅入る 時計は恐ろしい 何もそんなに刻まんでもと思う 詩は散文じゃねえのに …

宇宙

君の宇宙で 僕の宇宙で 宇宙で 点でなく 線でなく 面で 空間でなく 絡み合わず 融合せず 泣かず 考えず 平らに 疲れて 平和に 喜んで 宇宙で カスミを食べては 吐き出して 消えない雪を思い 止まない雨を恐れ 徹底し 学ばず または学び 軽やかに 不確かに 真…

おと

僕は つらいです 寝ます ボンヤリ お月様 約束が かさんで 困った とうとう 困った 地下に もぐり さけび ふるえ 壊し ああ 話し声がする パソコンの音でかき消してくれたらいいのに 扇風機をまわしたらいいのに 換気扇だってあるのに なんだってあるのに 真…

一瞬

誰もいなくてさみしいです それだけでなくさみしいです みんなに置いて行かれました おなかがすいてたまりません 積み立ててきましたが 全部崩します 重荷に耐えきれませんので 好きだったことを忘れます 部屋中の様々の残滓が 苦しいですが すべてを捨てる…

たまにはね

たまにはね 「たまにはね」って文字は柔らかいね

マイヤーズ

苦みと色遠く甘み氷を多み徐々に上がる線酔いそうな香りジャマイカの労働者のお酒でから僕に教えてくれたたまらない日常の歴史上の種々の輝かしいこれまでの時代お世話さまです

no title

いらいらするなあ 真実よりも 大切にするやつら

憤り

レベル 羊水 達するない 下らないのに やったら勝ちなら やるよ 毎年 肉ばかり食う草を菜食の僕は食えぬ さっさと死ね

盗作

網膜が狂おしいような暗闇のなかに 煌々と胡蝶蘭が立っている 茶をいれている老女と 曇り空に桜 時は春 だが暗闇で見えない 汗が乳房を伝い落ちている さりさりと毛を撫でて落下する 望んだ心はもう 形もないのを知っているからだろうか 脂が背中にぐるりと…

はるか

ソファに座ると 沈みこむ その足腰を 美しいと思うので 僕は見ている ただし君は煙草をすいながら 君にとってとても正しいことを まっすぐに吐いて 悠かにしている 悠か 悠か 今すぐに会いたい 横顔で笑っている僕を あわれむように 君は茹でた野菜に味をつ…

決断について

君を想っている 重たい言葉をうけとめて 考えもせず ただうつむいて 決断を 諦めただけで 傷つけるなんて あの頃は知らなくて 熱すれば弾けるだろう 想像力よりも 音楽が鳴っていて 踊り続けるのが心地良すぎたんだ あれから あれから 重たい言葉を 鉛の空気…

君の言葉

言葉に力がある だけど柔軟性がない とても魅力的だ けれど素敵ではない くだらないと僕は思うし 君も思うだろう わかりあうことはない 何を言っても 何も言わないのと同じことだ

シーサイド ノーサイド 揺れる波 岸に立つ足に 目がくらむ 山からさす春 寒いけれども 自由に動く手 図書館の前で 初めて 独りでに 波の音 黄色い電車を 毎日みていた シーサイド ノーサイド 緩やかに染まる 未だ咲かぬ桜

スウィングの血

ゆりかごのように 許されるならどこまでも 大きな振り幅で揺れていたい メトロノームやピストンのように生きたくはない まるで歩くように 旅をするように スウィングしたいのだ 地球に前も後ろもないように 自転にスタートもゴールもないように よく見れば回…

幽玄

音譜に支配されないメロディはいつも言葉の通りに流れて行く 心はそこにある 意味よりも強く結び付け 何があっても揺るがない鎖 美しく意味はなく尊く 愛に満ちた 余計なことはない 有限無限の 白い雨

再会

幸福を感じている また会えたこと この言葉にどれほどの 気持ちを込めていることか 僕はあの日から何も変わらず 何もかもを変わらせながら 今日まで生きてきた 知ったり わかったり 何も減らさず 笑って しゃべって 再会の日を待ち侘びていたんだ すべてを受…

雪と口笛

実際家であり生活者である君は 赤ままの花ばかり歌い 赤ままの花ばかり歌い 革命的インテリゲンツィアの僕は 僕なりにとんぼの羽根のことを歌い 自転車で走り抜ける 歩いたり走ったり 電車に乗ったりとせわしない あの娘の横目に傷つきながら 雪景色を歩く …

生きてく強さを

生きてく強さを 生きてく強さを 明日には少しくらい やんでる雨 未来を信じて 生きていくため 惑わされないくらい 強く強く想っていたくて 生きてく強さを 生きてく強さを 星や海には勝てないでしょう それでどうして泣いてるの 何が理想か まだわかんないよ…

君の詩を読んで

新しい時代だそうだが 何も変わってないような それでいて僕は 違和感を持っている 凛々しい君の詩は 荒れ果てた大地に輝いた リンゴの歌のように このごみごみと整然とした 区画を上手に切り分けて 彼らに説明して見せた 良くも悪くも言葉の力は イメージを…