2012-02-07 雪と口笛 実際家であり生活者である君は 赤ままの花ばかり歌い 赤ままの花ばかり歌い 革命的インテリゲンツィアの僕は 僕なりにとんぼの羽根のことを歌い 自転車で走り抜ける 歩いたり走ったり 電車に乗ったりとせわしない あの娘の横目に傷つきながら 雪景色を歩く 手をつないで その 幸せよ 君はいつまでも赤ままの花や とんぼの羽根について 歌うだろう 僕だって歌うだろう 泣きながら 手をつなぐ僕とあの娘は 雪について何も歌わない 口笛を吹くだろう