輝くのは
寝ていないから
泥の乾いた
最高の天気
家に入れば終わってしまう
ふるさとの旅
惜しんで眺める矢田川の
なんと緑にまばゆいことか
動くなよ
流れに逆らう
青いジョギング
邪魔すぎるしかし
近景の
帽子かぶった老夫婦の
速度とまったく同じであった
枯れた堤防と
生い茂る川辺と
すべて止まれと願うのは卑しい
そこに一瞬があるだけだ
祝え
感謝を
じっくりと這う自動車たちにも
守山を飛ぶヘリコプターにも
小牧からゆく航空機にも
遠くに見える岐阜の山にも