2003-01-01から1年間の記事一覧

コペルニクス的天界

legend 伝説 北欧 神々

歴史

goes gone went より普遍的に go gone went go gone went go gone went go gone went go gone went

ぽちぽち

きみがぼくの おなかをぽちぽちかじるから ダルマ落としみたいに 夜が落ちてくる

「ベタとシュールの二元論」論

「ベタとシュールの二元論」論 対立もしない二つの世界 偶然にナイフが突き刺さる 大衆が割れ目に雪崩れ込み 無知と非センスで切り開く 神格化された王道のベタと いつも許される アウトロー=シュール 境界線は真実の遮蔽 開放を叫べ ベルリンの壁を 打ち砕…

知行合一の遠近法

頭の腐ったお前らは 自分の脳でも食っていろ 垢でも煎じて飲んでいろ 自分に始まり終わってろ 踊りながら舞う カラカラと鳴る 白い声あげて両手を広げろ 重力に落ちる光につかまれ 旋回しながら宇宙を眺める 知能/行動のパースペクティヴを 崩れだす細胞の…

格闘技

薄れゆく意識の外側で 歓喜と罵声が乱れ飛ぶ 純粋な子どもの 瞳を抉り取る猛者 ハッサン・カンの柔術を前に無残にも倒れ マットを貫く槍のような涙

コンプリートな詩

キラキラ夜空の真っ白い中に みんなの笑い声が混じる 外皮に毒素を感じるよ 蝕まれていく 光る輝く弾け飛ぶ灯かり 広い世界の真ん中に立って あらゆる粒子を一身に受ける 煌いた僕 この夜は僕のもの 僕だけに空は明るい 電燈のイリュージョン 幻覚のイルミネ…

愛の再生産過程

あなたを見つめてよだれを垂らす 金魚みたいに口をぱくぱくと いつのまにやら僕の口腔は あなたの姿でいっぱいになった だから噛み砕いて 僕の粘膜があなたに触れる面積をできる限り増やして 舌と上あごで押し潰して あなたの肉汁を可能なだけ味わう 唾液と…

ガンキャノン

ああ 包まれる したたかなまでのしなやかな試練 ああ 育む ゼネラルなねじまき式 力まかせにジャッキでこじ開けて 形ばかりの体位に飽き飽きしてきて もっともっと魂の 根幹を揺さぶるような ありえない恰好で絡み合いたくて 言葉ばかりの唇に辟易してきて …

新ザネリ

骨身に浸みる あなたの恍惚 現前する神 裸体で悩殺 ビーム ビーム 眼が爛れる 灼けるように傷む 背中を舐めると龍が飛び出すの 口に含んだら炎が吐けるの シンドローム症候群が治らない いつまで経っても治らない 少なくとも少なからずは 少なかった ザネリ

静かな見えざる手

静かな夜 音のない嵐 繰り返される静止画 まばたきの度の時間旅行 心身ともに腐れ果てている 大きな風に家は揺れる 逃げ惑う人々 隠れ棲むテロリスト 広告と新聞 値段のないチラシ 振り回される消費者 ほくそ笑む理事 メディアの見えざる手 アミノメドロな情…

月経

君は自由に生きたらいいさ どうせ僕が殺す いつか僕が殺すんだから

剣呑としての自動筆記1

パン工場から流れ出る 遺伝子のねじ曲げられた餡 原子力ばかりふんだんに含み 封を開ければガスが出る そんなものを投げ合って暮らしているんだ 日々の生活の中で子どもたちは 破裂だの悪臭を愉しみ 憂さ晴らしに千切り棄て 玩具に見えるだろう 間抜けな成長…

舟とガラス玉

人魚の口から吹き出す水泡 象った水晶 かたい風船のように ビイドロのように 透明で/透明で

ザネリ

ザネリ 浮游するザネリ 両性具有の 中庸的存在としてのザネリ ザネリ

記号としてのナターシャ

「ナターシャ」に秘められた記号論的価値 軽率には口にできぬ 「ペペロンチーノ」 そして何よりも「ピスタチオ」 彼らの前には 「ルイ・ヴィトン」に秘められた記号論的価値 そんなものなどは灰燼に帰すだろう 「ナターシャ」の孕む美名は 全ての女性を自刃…

ヂンケ槻大詞作

んなやつぁいないよどこだって マタンゴ生やした女の子 インテリ野郎が大好きなの 斜め懸垂決めてるぜ あー何だろこの夢どーゆーこころ あーあー潜在意識の現れなんだな ユング風に解釈するならば トラトラウマ トラトラウマ リビリビドー (リビリビドー) …

ダンケチャン

蕭々 瀟々 小照 現勢 減勢 光来 高来 ああ意味がわからないよ すべてはこの世界と同じだ 何もかも私には見えないのだ 何処へ行くの奥さん

章末問題でイエロー殴打

元老院が開幕を主張するような大海嘯 青空が紺碧に輝き光闇の中で揺動する 振り切られた針と熱線なり刻印 震撼する大地も流浪の果てに鐘楼 少年たちは厳格な芝生の精緻から躍進 誘発される姦通儀式に裁判官さえログアウト 嗚呼揚々として断固たれ信念 嗚呼深…

分裂病

自転車が轢いていく 屈強なマンを轢いていく 素手では勝てない だからといって 自転車に乗って轢いていく 屈強なマンを轢いていく 貧弱坊やが自転車乗って 屈強なマンを轢いていく 屈強なマンを轢いていく 体重が足りない だからといって 鉛を背負って轢いて…

わたくしの書いているのは、ヴィジョンのない詩である

わたくしの書いているのは、ヴィジョンのない詩である

ヴィジョンのない詩、それを根絶やし

ヴィジョンのない詩、それを根絶やし

徴兵/合宿バス

戦場に向かう荒くれバスが たまに立ち止まっては 徴兵しながら進んでく 悲痛な叫び声 陰惨 車内では バスレクに勤しむ新兵士 引きつった笑顔で まーレクリエーションちゅうても しりとりしながら腕立てしたり 腹筋しながら伝言ゲームとかね 手旗は鉄アレーあ…

大声の地獄耳病患者

地獄耳には辛い 世界中の人間が僕のこと恨むよ 憎むよ 僕が地獄耳だってこと 知っててみんな わざと悪口を言うんだ ひどすぎる ああ、いっそ殺してくれないか 「彼は大声で叫んだ その声は世界中に響き渡った」 地獄耳には辛い 世界中の人間が僕のこと蔑むよ…

死ぬことと意味

意味がない まったく意味がない 死んだほうがいい 僕なんて ああ すごい なんだこれは あいつには意味がある 意味がありすぎる どうしたらいいんだ あいつには意味がある 意味がありすぎる あいつには意味がある 意味がありすぎる 意味がありすぎて どうした…

ド・ゴール政権下のタンザニア

ド・ゴール政権下のタンザニアでは 農夫たちが稲刈りをしていて 真っ黒に日焼けした笑顔に白い歯がキラリ フランスじゃドンパチ

戦争反対って叫んでる

戦争が始まった みんなマイクロフォン持って 戦争反対って叫んでる でも 戦争は始まった みんなマイクロフォン持って 戦争反対って叫んでる 戦争で人が死んだ 幾人か死んだ みんなマイクロフォン持って 戦争反対って叫んでる 戦争が平和をもたらした みんな…

擬似キス

丁々発止で日が暮れて あいつの唇はぎ取って いつのまにやら恋をして 毎日接吻 アレに填めてみたりも したりして

雲殺しの少年月へ行きたいと思う

最悪な気分で口を尖らせて 気に入らない奴の脳天に風穴を開けて そうして後から気づくんだ 目の前で 死んでる奴の愛おしさ 全てこじつけで僕は憎んでく 全てこじつけで僕は殺してく 僕は心の殺人者 脳内でいつも誰もが死んでく そうして後から自己嫌悪 死ね…

水虫以下

僕ら弱虫は群れて 彼ら水虫は蒸れて 僕らはいつでも菌扱い 水虫の菌は開き直ってる 羨ましいと思う 僕ら弱虫は蒸れて 彼ら水虫は群れて そうしたって何も変わらない 何も起こらない 水虫以下だ