2010-01-01から1年間の記事一覧
モーちゃんのおかげや あんたのおかげで 語彙が一つ増えたんや ありがとさん 厭味を言う人ばっかりや それがくせになっとる 困ったもんじゃ わかっとるくせに おおつごもりはすべての終わりや いんちきな補聴器を捨てて 実力でもぎとったんや おかげで語彙が…
米を作って微笑んで 米を噛みしめて微笑んで 我々は 米によって繋がっている同志である 君がいなければ米は食えない 僕には君が必要なんだ 米をくれ米を 生きていくために あーセックス気持ちいい 要するにこれだ すべては米だ
君は僕のことを好きかもしらんが 君のことなんて僕は嫌いだ 勘違いするでない 殺すぞ そこになおれ イチジクの葉を取れ 鼻に貼れ 歯をむき出して踊れ そうそう それでいい よそ見するな 殺すぞ 僕は君のことが嫌いなんだ 滑稽な君を見て笑いたいのだ 圧倒的…
わーわーワー ギャバー ポー
ブーメラン遊離 アイソレーション新潟 そういった株式会社の思惑で 新発売のA型虐殺スペシャルマシーン 大量の湯気に絡め取られた 風呂上の戦闘機 落下してボチャン 勢いのない障害者 厳密にいえば道路交通法違反 そういう流れが溢れているので 生きづらい …
落ちてきて 黒ずんできて 少年の寿命はもうおしまい 老い易く、学成り難し 醜くなって 鈍くなり 少年の寿命はもうおしまい 走ることさえ覚束なくなる 内側から外側から 腐って 枯れて 朽ちていく 魂だけがギラギラと 輝き続ける 少しずつ少しずつ 目に見えて…
おもたい くるしい 「死にたい」がやってきた こちらを見ている 目にたまった涙が沸騰して 火傷してしまいそうだ
めっちゃめちゃ愛してる 真夜中の万能感 死にそうに眠かった電話のあとで 十五分だけ気絶して 覚醒すれば思い出すのは 研ぎ澄まされた昨夜の会話 とにかく今すぐにセックスがしたいのだ 性行為は現代の凡人に残された最終の詩である 柔らかな腹の中へ五指を…
揚子江気団がもうどうも破裂しそうで 空飛べる僕は見回りに余念がない 舌鼓うつ 小鳥と時折交差して 白く白く両手を広げて 天よビリーヴ 雪景色かき消して 泣く泣く削る街
偉大なる肌。 もう随分と誰かに抱かれることもなく、肌の温もりを忘れてしまった貴女。 久しぶりに誰かに抱かれても、それを心地よいと感じられなくなってしまった貴女はどうして、そんなにも人間であることを辞めてしまったのでしょう。 いつから。 雨が降…
正しいことが通じない 君が泣いてる もうずっと 初めての絶望を 愛する人から受け取った 挫折というには醜すぎる 頭の中が破裂しそうだよね 君が信じていたものや どろどろになった濃すぎる血 すべて涙で流れていく きれいな魚がのぼってくるよ そうやって澄…
涙が出そうだ 言語を使い分けて 笑い せっせと働き 昼に弁当を買いにくると チャイやラッシーを飲ませてくれる だだっ広く明るい フラットな店内 インドの音楽なんて鳴ってない 東京MXテレビの絶妙な番組 しかし内装は随所にインド これが真実だろうと思う
明けて今日がそれか。覚めたなら夢。眠り続ければ現。世迷い言とは僕らの言葉だ。あやふやにそのあたり漂っている。時間がないのに、おかしいな。 より深いぼんやりを求めて、悪口ばかりを考える。そして戦う。今さらの告白にたじろいだり、その気持ちにつけ…
らんたらん 世界はこんな感じ 悠久よね 歪んでも 愛してたらばこそ さ いみらいぬ みらんなろいらむん き ちちちちちちちち ろい ら ぬ だだだだだ 物言わぬ ならばこそ 文句言う 誰もが知らぬ我が 塀 よもつらひらさかにものひい 電源が落ちる
開設より8年と2ヶ月と21日を記念して、朗読会を催します。 ●とき 2010年12月23日(木曜・祝日)17:00開場 17:30開始予定 ※場合によっては5分で終わってしまうので、お早めにご来場ください ●ところ 新宿ゴールデン街 花園一番街「無銘喫茶」 (JR新宿駅東口…
トロトロのポエジー ちくしょう殺すぞ 面倒見のいいスーパーのおばちゃん ボール投げたら打ち返すバッター 鼻水たらしてスカートめくってる 鉄橋の下でいつも見つめてる 夏ならだいたい裸でうろつく 知ってるような 知らないような よくわからんおっちゃん …
鮮やかな欺瞞ドリル 何億回も繰り返して 活きのいい魚 女体の王国へ 君の妹のために生きているような僕は 必死の弁解 愛してしまった だから夢物語も すでに現実さ ここからすべては始まっているんだ ジロジロ見んなよ そういう事情だよ わかってるんなら目…
世界を走るよ 拠り所ないもん 両手を広げると寒いから どうにかしたい ああ風 吹く先から消えていく 涙がとける 映画なんかもう見たくない どうしてわざわざあんなもの 妙だと思わないか 死んでいたころはよく見ていたけど そもそも死んでいて 生き返って ま…
ゆっくりと神社 照り映え 真夜中に薄曇りの空が見える 青空がそのまま 時間を止めたような 至近距離 虫の息 キリキリと小さく ひとり静かに 点々と 飛行機とか電車とか あの開けた平城の空から バケツやスコップ 転がっているよ 野菜はない 石ころがあるだけ…
言いたいことがある涙が出そうだ今日が不安だ勇気が出せないいつもはいつもより憂鬱で酔いながら晴れる気分も通り過ぎて今消えていった書けよとにかく何かあるんだろう何もないのなら無自覚に待っていろもう泣きそうだあんなにいいことがあったのに密室にい…
ゆりかご破裂して飛び散る肉片 血塗られた小型のメリーゴーラウンド ウマだらけカラカラと回り 乗る人の顔はみな蒼白 夜空の曇りの晴れた中 井の中の蛙がじっとり濡れて 自慢のビンゴを見せびらかした リーチが百列 そのまま石みたく動かない 蹴っ飛ばされて…
弱音五反田ぼんやりロッカー チンパンジードラゴンにチェンジ 愛から飛び出る目玉の料理に 耕一くんは喜びのあまりに 自虐的な様子カメラに収めた 探偵の少年は腐った廊下を おっかなびっくり走り続けて どこにも辿り着けないで よわい誤魔化してどっぺるげ…
湯河原ふたたびこの世に現れ 人の迷惑かえりみず 湯河原むじゃきに遊びに遊ぶ 土管振り回し山削る 指先からビームだし太陽やき尽くす ドラえもん壊す まだ魂のないドラミちゃん犯す ドラム缶たべる ドラゴンズ優勝させんがため走る走る 湯河原ぎりぎり神奈川…
ああ うげあ うがあ わあーー うああああ いいうううでいわ どんたこす ぼろんぼろんぷろましん しまにかりなのぼらしのげんかん ちばけんみん じまんじゃないがどらごんべんろん びんかんはだろんだん ずいしょずいしょのぎらーみん どぼくぼどぼんどびぎび…
そういう世界にいりゃ変わるよな 涙の意味も変わるよな 肌色が無機質にも見えるだろう だから違う色を求めるのかな 麻痺してくるんだろ 人間てたくさんいるんだけどな だけどすぐそばにあるものだけが 身近なものだと思うんだよね 本当なんだと思うんだろう…
くだらぬ事 頭いっぱい膨脹し 下半身どす黒く染めて 俺を捨てるのだろう 過去を根拠に妄想へ線ひき あらゆる意味を書き換えて 言い訳も 泣き言も 女々しくはしないさ ただ俺が許した事たちを君は 知らず過ごして幸せだったろう 当たり前だよ お互い様だね あ…
今日はわけても人のある 万松寺通り商店街の お茶の匂いが涙を誘う 道草みたいに用事を済ませて 君の喜ぶ顔を祈って 懐かしい空気の新しい出会いを 気に入らなくても確かな意味へ 君のおかあさん 君の妹に 雪の降るような想いを空から 遠く離れて暮らす日が…
想い通じたから手を抜いたんだろ 愛してやらないよ 恋に堕ちちゃっていたんだね 約束したのに 聞こえなかったみたいだな 笑ってくれるのはいいが 笑わせてくれるのはいいが 一緒に笑えることはなかった 積み上げた石を互いに崩し合っていた だけだった 有終…
覚醒したら連れていこう 今はまだ幼いからね 背中に乗りなよ 少しだけ飛ぼうか 「夢を見た」なんて友達に言うなよ 「ドラゴンに乗った」とただ そう言え お前の瞳に燃える炎が そいつらを黙らせる もう死んだ顔すんじゃない 死ぬ気で行け 未来は終わりを示唆…
しばらく待って 痛みにたえて 僕は恋愛をしてる 窓をあけて 雨音ききながら なにも飲まないで 恋愛をしてる 恐ろしくて もうその後のことは書けないけど ずっとずっと僕は 恋愛をして ため息ついて いろいろ考えて 月の夜まで下を向いている