所感な

知性なき善人

欲望の封じ込めに躍起

衝動と快楽に弱い

ゆえ反動の作り笑い

 

知性あふるる悪人は

欲望のそとぼりを埋めてゆく

衝動はない 快楽はじっくり

心の内で密やかに笑う

 

信仰

知性なき善人の真上に

愛と戒めが降りそそぐ

知性あふるる悪人は

ただ一人きり人を愛し

ただ一人きり誰かを律す

 

ただ密やかに光として在り

我々の指に破られて漏れ

ひとすじ照らす

肌を持たぬ生命は無い

波動のような数のないあたたかみ

あらゆる言葉はそのバリエーション

逆立つように涙が増える