2008-03-06から1日間の記事一覧

サビローン一度

磨いた苦々しさの欠片が日々 よんどころない日傘さして宙を舞う 一等地まではほど遠いイスタンブールの借家 紛らわしい黄泉の国への入り口で右往左往する 十把一絡げのみずみずしい魚たちを追いかけ回す そのような日常さえもはや幻想の湖上に浮かぶ一握の砂…