おとなしいラブり

詰むくらい好きで

あいあいのあい

ですね

ちらつく夢もほんやりと

あなたと君とをたゆたうな

 

急にそう

でも昔から

 

ほどよい距離のあのお姉さん

たなびく関係

こそ永遠

くるくるよりも

はらはらでして

 

ラブなことなくて

エーならばユーに

すっと吐く恋に

ゆっくりとモーション

 

バッチグーだってガッツポーズだ

となるんから遥か

君か僕か

どっちかの歩く

ぜんぶの道があっちへの参道

 

大衆バー

個性も

美意識も

ないとこに

班はできる

 

文化の匂いも

一切ない

当たり前の普通

そんなバーで

 

きっと

たぶん

まあそうだよな

絶対も比較も何もない

一期一会もなんもない

日常のバーで

横長のカウンターが分断する

 

世間が壁作る

常識が雨降らす

沸き立つ

煮立つ

この人模様

 

バランス崩し

頭蓋割れる

つまり終わった

ららぽーとでも行ってろ!

 

クスリ笑う

ふっと一個ずつ消えて行く

さようなら俺らなる奴ら

永遠にファッキューとかだ

 

止まってる

班の人たち

単位でゼリー

ぶにょぶにょの快楽でぜひどうぞ

 

 

最終手段

最後の最後の最後の最後の最後の最後の最終手段

(最後の最後の最後の最後の最後の最後の最終手段)

最後の最後の最後の最後の最後の最後の最終手段

(最後の最後の最後の最後の最後の最後の最終手段)

 

イエー!すれ違う列車

突き破り飛び乗れ間違えたから

ワー!魚を投げろ

うまく乗れば寿司バッチグー

 

夢で見た明るい僕

一か八かで人格改造いじめられてたので

それでもダメなら最終手段

極北をいく

 

最後の最後の最後の最後の

最後の最後の最終手段

 

ある限り死なん

なくなったら死ぬ

ハァーわたしは山眺め深呼吸

山から麓眺めても深呼吸

 

よっしゃ殺す

最終手段

自殺

それもあり

 

最後の最後の最終手段

唱えてはキメる

あたらしいステージ

エブリデイ選択

判断

やるかやられるかあるいは何だか

最後の最後の最後の最後の最後の最後の最終手段

最後の最後の最後の最後の(最後の最後の最終手段!)

一個手前をフォーエバ

境界線

夢を見すぎると

遠く離れた場所からも

おもいだしてしまう

 

あのとき買った飴玉は本当だったか

あの知識は真実か

彼女は実在するのだろうかと

 

散り散りになった記憶が

どうだか知らんが

巻き上がっていく

 

現実と

見分けがつかない

別れてしまった人たち

 

浮かぶうたかたは

ひとしく消えて

時に結ばれ

弾けて空に溶けていく

 

その空気を吸う

一度は減って

ため息となってまた増える

 

この身体だけ

血が巡っている

 

いなくなった人も

そこにいる人も

どちらなのだろう

どうでもいいが

どちらなのだろう

 

目を閉じてまだ起きている

と確信できる今

この時に

 

息を止めて

境界線をたしかめて

夢とうつつを行き来する

 

誰が好きかを考えてみる

ふたりのみーちゃん

ねーちゃんのみーちゃん

とおくの永遠

ずっとの天才

 

いまここにいる

ぼくのみーちゃん

 

ふたりのみーちゃん

 

ねーちゃんのみーちゃんはずっとの天才

ぼくのみーちゃんは毎日のごろごろ

 

ねーちゃんのみーちゃんはいつまでもねーちゃん

ぼくのみーちゃんはいつだってごろごろ

 

みーみー鳴くのはぼくのみーちゃん

ねーちゃんのみーちゃんはかっこいいまま

だけどみーちゃん

 

どっちのみーちゃんもぼくには天才

雲の上のみーちゃんと

畳の上のみーちゃん

ってだけ

 

みーちゃんはみーちゃんで変わんないの

 

ねーちゃんのみーちゃんはみーちゃんだけどみんなからは

みーちゃんなんて呼ばれてなくて

ぼくとかーちゃんととーちゃんだけが

みーちゃんって呼んでるだけです

 

ぼくのみーちゃんはぼくだけがみーちゃんって呼ぶの

ぼくのみーちゃんはぼくのこと

いろいろに呼ぶよ

 

ふたりのみーちゃんがいてぼくは一本の線をひく

それはもちろんぼくだって通過して

どこまでもどこまでも天までいくのだ

それは線路のようにいつまでもいつまでものびていく

その列車に乗ってごとんごとん

ごろごろごろと

永遠を行く

その発明が天才のあかし

深呼吸

君に会いたかった

教えてほしかった

今はどこにもいないけど

ずっと望んでいたんです

 

消えていく恋を追って

目またたかせる

 

よろしく さよなら

もう会えないけど よろしく

出会ってもいないけど さよなら

恋を夢見ている

 

僕が今夜、行く先なんて

誰も興味がないだろうけど

だからこそ歩くし

歩ける

ああ、散歩というものがこの世にあるのは

すべての人たちにとって

ほんとうに幸福なんじゃないのか

 

はあ、知らないものを見て

土を求めて

ゆっくりと行こう

隠れているのはそのままに

見えてないものは、しらんふりして

心を動かすタイミングだけ

どっかで意識しながらさ

それが優しさってもんだから

ねえ

 

ないかもしれない

探しはしない

あるときには「ある」

そんだけで

 

君と会ったら「君か!」と想おう

知ってる人でも

知らない人でも

 

さよなら さよなら

大きく息を吸って

ちいさくいつまでもそれを吐いている

そんなことがいっぱいあるんだね

死のこと

さくらももこさんのこと(だけ)ではない。お客さんがまた一人亡くなった。
またというのは、今年に入ってふたりめ、ということ。
どちらも、お客さん、というか、同時に友達でもあって、同業者だったり仕事仲間だったり、同じ趣味や好きなことを共有する人、という感じの相手だ。

 

きょう訃報をきいた人の死にたいしては、先日亡くなった人への思いとだいたい同じだと思う。くわしいことはそのときの日記(HPのほう)に書いてある。
だから、HPにではなくて、こちらのほうに書く。(HPにも、きっとそのうち何かは書くだろう。)


さくらももこさんにたいしても、たぶんだいたい同じだ。
(西原にたいしてだと、ちょっと違う。そのことは書かれたものを読めば完璧にわかるだろう。)

 

なんだろうね。僕が詩を書くというのはこういう時なんだけど、むしろ今はまだそこに至っていない。
そういえば西原くんのことを詩にしたことはないと思う。いつかそういう気分にもなるのだろうか。
いや、直截には書いていないけど、2011年以降の僕の詩のなかにきっとものすごくちりばめられている。
書けない、ということは、常に書いているのだ。僕の場合、この場合は。

 

死と詩って言葉遊びをしたいのでもないが、僕にとったらけっこう近い。

 

生きるということは非常に散文的である。
死ぬことは詩の極地だ。
だからタナトスとかメメントモリって言葉をみんな好きなんだろう。
生きるということが散文的すぎるから、
詩をもとめて死を想うんだ。

 

僕はこの秋34になる。死んだふたりのおおむねあいだくらいの年。

だからなんだということもないが、そういうことを考える瞬間、それは詩、詩情、詩的……なのだと考えている。

文学 前編

あなたがいつも文学であることを

僕は誇りに思います

愛しています

ありがとう

 

触れない

知らない

変わらない

 

うねる色なの

 

直線のからみあった複雑な気分?

いえ、そういうのではなくて

無心に心はふくらんでいく

 

僕はあなたの心の中を泳いでいるようだ

そうだと言うから

そうなのでしょう

 

内心はいつまでも絶対に自由だ

動かなくなるのは身体と

外側の心 それは朽ち果てる

 

あなたはたぶん朽ち果てた結果に

内心が自分に見えてしまって

いま非常に困っている

 

時間に焦ったせいなのです

 

無数にあるのだ

時間なんてもんは

無限にはない

だけど無数にあるものなのだ

 

愛をしよう

恋はいらない

愛をしよう

とけ合おう

手をつなごう

 

同じ事をしよう

僕らの心が重なるところへ

一緒に行きましょう

続きます

ふくらんだ理解

きれいなものは澄んでいる

邪悪なものは色ずんでいる

ほんとうの色はひかりではない

こころもち

ただまっさらななにもないむね


わたしの気持ちはひとごろしと変わりません

とうてい理解ができないでしょう

そのかがやきはふるえています

あんまり複雑だからです


夢に見るなりあなたは言う

夢にみたよとはりきって告げる

わたしはかならず注意したい

ちぎれる前に

持って来なさい


知らないことを知ってることにするために

みんなは頭を使うのだ

それがぼくにはとてもかなしい

どうして澄ましていられないのか?

どうして澄ましていられないのか?


色ばかの世界でカラフルになって

かたちのことを忘れているのだ

すべてのものが当然あって

ごちゃごちゃだけどまっさらなむね


ただなにもないまっさらなむね

理解で僕を君達は叩く

理解した理解した

理解によればあなたは揺れた

震えた

こころをきっとこのようにした

わたしはそうだと理解したのだ!


ああ

転がっているわたくしのむね

ごろごろと死ぬ

わたくしのむね

きれいなものは澄んでいる

ただそれだけの単純な夢


ふとう

そうなんだよなあ

酔うとるで

今はちゃうけど

忘れちゃってんです

すっかり

すっかりと

 

こっからだって思うのね

どっからだって思うのよ

そう我々の出逢い

圧倒的な導きに

神を神と呼ぶ潔さ

夕暮れ時に夕焼けだって思うこと

 

りんごをかじって

にじむ皮の色

歯の名残

誘惑のような常識は破滅

 

あったらしい

もう二度とない永遠の

仕草を待つ

歩く姿はユリの花

ついてくる月

昨日の昼間の幼いふたり

昨日の夜中のみじかい世界

ぴったりとそよぎ

ひっそりとはまり

暁に鳥

 

ああ、香る

思ったら愛だ

森の中のクヌギの樹液

記憶が頬を焼きあげる

 

抱きしめて停まる

時。

光は永遠と

一瞬の比喩である

 

手と手は繋がる

それぞれの宇宙を歪めて均す

 

遠ざかるふたり

ついてくる月

消える火のように途切れた言葉を

できなかった口づけが証明する

死なない程度に格好良く

死なない程度に格好良く

僕はそれを継ぐ

君のため

君に告ぐ

あんたが永遠

カッコいいようにな

 

去る人は消えぬ

ただ散り沈むのみ

わたしの中に

喰うよりも深く

沁みるより痛く

思春期の魂をかたどった

あんた

それがここにあるならばな

 

死んだ人は知らん

生きる者だけが

ここにいる

ともに居る

降り注ぐわけだ

あまねくな

それは若き日の酒の味

鋭く、ピンと来逢う直観の

交わる焼け付くあの一点

僕たちのであい!

 

君も知るあの子との

初めてのキスより豪華だった

角度において。

どちらも有数に延びて

今ここにある

感謝として散り

また咲いて跳ねる

 

目黒川は美しかろうな

to be

to be あなたは to be

全方位 あらゆれる

おなじよく 等間隔で

包みこむように 閉じていく

 

危険でも匂い立つ

思わなく読む

キラリはねあがり

永遠に虚無

 

詰め込んでいく不可思議さ

あなたは気づかない

やわらかく酒がたく

いま目覚めるのはただ無量

 

to be する仮のこと

闇に連れていくまでの咲き

牙をむきだす約束と

湿った花壇に手を浸す

 

冠と茨

甘くなる あなたのために

ひとみよし 夢の中で

潤いをくれ 縫い直してく

 

同じ窓から見た景色

遠く空から射す光

平等に立ち

揺れ続ける洗礼

 

懐かしいあなたの身体をしばし味わい

またすみかへと戻っていって

舌なめずりの音 ときおりに

竜の流れ 芝の香り

餌付けをしあう動物になる