クラっとする交通地獄
年度末工事多すぎ
鉄骨見上げた空は曇り
すべては僕のためのもの
両手ぶらりで受け止めとる
気が進まない
理由はない
生理的に無理
優しくできるがしたくない
頰撃つ間合いに誰もない
地獄さながらの雨模様
みなさまもそう思うのだろう
すべてのものが僕に冷たい
あたたかいものなど何もない
クラっとする交通地獄
年度末工事多すぎ
鉄骨見上げた空は曇り
すべては僕のためのもの
両手ぶらりで受け止めとる
気が進まない
理由はない
生理的に無理
優しくできるがしたくない
頰撃つ間合いに誰もない
地獄さながらの雨模様
みなさまもそう思うのだろう
すべてのものが僕に冷たい
あたたかいものなど何もない
死がここに
死がここに
死がここに
明かりがつかないぼんぼりに
閉じ込められて破れない
怖い
不透明さも暗闇も
年重ねればありきたり
何をいまさら恐れるか
頭上の石のあざ笑う
足が切断されるような
内臓を抜かれるような
舌がなくなるような
指が動かなくなるような
虚ろめく
虚ろめたい
虚ろいやすい
俺らの世界
鼻が曲がるほどの悪臭に
足が曲がるほどの悪路に
腰が曲がるほどに悪しき
上半身と下半身
死がここに
死がここに
死がここに
無敵状態で突っ込んでくる
腹の中 臓に成り代わり
触ることもできず
発動もせず
ただ静かに居座っている
ずっとずっとずっと
忘れられない
ただ怖い
ヤニクラの心地良き吐き気
空腹にカレーでうがいした
よく晴れた冬の夜長に
長いコートが風を縫い
脳が細まり必要な美のみ見える
景色がすべて等間隔である
平たいものは意味を失う
異常な香りの記憶のせいで
空気の揺らぎが味覚に巣食う
胃が熱い
肺は無い
流れる吐息が頬を温め
そのまま道路を染めてゆく
はあ週の終わりに
すべてを停めて
葉巻くゆらして
お気に入りの違法エロビデオ垂れ流し
特級のヴァージン7年
古いゴードンの小瓶開け
爆音でCAKEのファッションナゲット
あらゆる時間から隔絶される
ビデオ止め
終わったレコード片付けて
やっぱWe get requestsだね
暗いまま本を読む
それも次第に瞑られてゆく
ノイズが少し
クリーニングして
B面の始まりが最高
You look good to me
楽しみで穏やかに疼く
ハイやダウンはくだらない
シャープなローを決めこむよ
先の灰を折り
新たな時間に向き合おう
お父さんの気持ち少しくらい
わかってきたかな
針路は常に闇のあと
なに弾き語って帰ろうか
鬱めいてくる
何も変わっちゃいない
重たいのはコーヒー不足か
くるくる回っているだけだ
一度だけの人生いかに過ごす
ストレートに潔く
複雑怪奇にどろどろに
何も決めちゃいない
判断能力に疑いがある
すべて平坦に
すべて平坦に
右も左もわかっちゃない
略地図を見て
白いほうが陸なのか
海なのか
たいてい反対で
頭がクラっとしてしまう
顔と身体は100パーセント
内心内面半信半疑
うつろえどその魂は
今日ですべてを終わらせる
ふう明かされぬ我が身の錆は
いま鍵の
ここに散文を書くのはずいぶん久しぶりのこと
今年は散々だったんで令和6年はリセットミーしてスタートしたい
昨晩酒を飲みすぎてずっとぼんやりしてたんだが石井くん(教えてないご)のコンサートきたらけっこうな良いレストランだったのでハイネケンの生ビール頼んだ、さすがいい店はうまい。グラスで946円するだけある…。
今年はやや無頼であった、そして何より美であった
それを年末で終わりにする たぶん
僕の命もそう長くはない(急にすごいこと言い出した)
美の寿命はさらに短い しかし滅んではまた生まれる
僕は滅んだらもう生まれない 当然
美の行く末を見守って、また新たな美を座して待つ
待つ時は座す 歩いている時、僕は何も待ってなどいない
待っているのはその先のもの
座して待つ何か
たとえばインスタにたくさん自分の写真を載せた一年でもあった 去年もしてたし来年もそれなりにはするだろう
醜くなろうと思っているわけではない ただもう今の美はこれで終わり
「かわいいぼく」とまた戯れに書くだろう それはさして美とは関係がない
たぶんもう目つきが変わる 別の美になる
さようなら今の美よ
令和5年にすべて置いていく
改めて思う、わたしの飽くなき変化への欲
そしてさらに想う、僕の無限の童心を
絶えることなき無邪気さを
ここにとどまる空が如くに
雲が吹き抜けてゆくだけ
その二重性がまさに永遠
滅びゆく美よ また明日
くるくるまわる地球のように
大いなる墓群のはし
ひらけた空をきりとった
戸のない四角な景色を望む
背もたれに沈み珈琲を飲む
屋根と壁の横長なスクリーン
鳥の声がするたまに来る
誘い合って猫も鳴く
雨上がり
以前このあたりで
カエルの大発生にでくわして
寺の横の細い道を埋め尽くし
つま先立ちで飛ぶように渡った
霊園のお花を売りながら
僕らにもお茶を出すこの古い古いお店では
たまにふしぎな物語をきく
池に大量発生したおたまじゃくしを見かねて捨てた住職が
すぐ死んだ
僕がカエルの大群を見たのは一度きり
あるいはあれらも霊だったのか
だれかに取り憑いて
殺すための集会だったのか
その喜びの歌か
おばあさんはとても死に詳しく
死に豊かで
本当に生きているのかわからないことがある
眠れない
じぶん一人になれないと
二人で寝ているときだって
君と一人でいるのだよ
なぜかわいいことと
猟奇的であることはこんなにも
仲が良いのだろう
血とメルヘンの双方を子は愛す
いけないよ本当に
そこから産まれた呪いを背負い
椿のように真っ逆様に堕ちたいのだろう
本当は花びらのように舞いたいのだろう
いずれにしても
君は天を見てまた地を見るのだな
何もないこの世界を信じられなくて
目を閉じる時は死ぬ時であると
少し酸っぱくて
甘く渋い葡萄
自分という好きの白釉
万札飛んでく醜い男
愚かしさ毒を慕え
花も枯れ
振り付けがいて
好きなようには踊れない
泣きながらなめらかに
動きながら固まっている
吸い尽くされて
少なくなってゆく
心許ない心のもとに
神秘と邪悪が忍び寄る
新しるのはいいけれど
切り取るごとに光るだけ
狭くて薄くて低くてが
気づいてることに気づいていない
汲み取れることを知らず
さめざめと減る
待つだけだ
期待するから悪いのだ
君のこと好きな人
みんな頭がおかしくて
顔がぎゅうっと苦しくて
見ているだけで死にたくなるね
地底から伸びる茎と葉が
山の上に出るその時に
僕だけを太陽が刺す
シーンごとに分け現像してくれ
明白なこと
愛があるから
酩酊のなかで香りがわかる
優れた顔は秒前に咲く
もうわたくしが誰かなど関係ない
鼻がききすぎて犬なのです
足の裏で踏んでたまえ
雀と蝉の合奏を聴け
浅暗い夏
早朝と夕暮れが折り畳まれて
わたしはいま待っているんだか
見届けているんだか
長く長くもう遠くから
たなびいてくる排気ガスの
尻尾のこげた臭いからして
畜生どもの選別が始まる
通り過ぎる従順さ
足を止める鋭敏さ
固まったビルを溶かす闇
合図だろう鳩の羽ばたき
トンボとコウモリがタッチして
大きな柳を包帯で巻く
蛙と鯉の合奏に舞う
人が消えたら川に入ろう
このまま誰からも求められずに
愛されないで死んでゆくのだ
電線にカラスでも止まっていてもらえたら
浮浪者の一人でも通りかかってもらえたら
ジョギングする猫を見たことがあるか
滑稽なものだ
没入できないわたくしはやはり
このままひずみに消えるしかない
ぼくね今もう子どもなの
だからやめてね
おねだりしないで
また逢いたいなら
求めないでね
どれだけ僕が天使でも
どれだけ僕が無敵そうでも
大人だったのはむかしの話
もう勘違いしないでね
またああやって遊びたいなら
子どもになってまたきてね
本当のほうが気持ちいいから
どれだけ僕が美しくても
どれだけ僕が理性的でも
二度と降りれない
船に乗ったの
手を振っただけ
それでおしまい
むかえにきてね
裸のうちに
次にあなたが着飾るときは
二度と乗れない船が出ている