恥と要

自分という好きの白釉

万札飛んでく醜い男

愚かしさ毒を慕え

花も枯れ

 

振り付けがいて

好きなようには踊れない

泣きながらなめらかに

動きながら固まっている

 

吸い尽くされて

少なくなってゆく

心許ない心のもとに

神秘と邪悪が忍び寄る

 

新しるのはいいけれど

切り取るごとに光るだけ

狭くて薄くて低くてが

気づいてることに気づいていない

 

汲み取れることを知らず

さめざめと減る

待つだけだ

期待するから悪いのだ

 

君のこと好きな人

みんな頭がおかしくて

顔がぎゅうっと苦しくて

見ているだけで死にたくなるね

 

地底から伸びる茎と葉が

山の上に出るその時に

僕だけを太陽が刺す

シーンごとに分け現像してくれ

 

明白なこと

愛があるから

酩酊のなかで香りがわかる

優れた顔は秒前に咲く