僕の上空を鷹が飛ぶ

ヴェスヴィオ火山のカルデラの上で

遺跡装った石畳

洋風ベッドに鎖で繋がれ

虚空を見つめる仰向けの僕が

肢体の全てをエッジに結ばれ

身動きも出来ず

カラカラな瞳で叫び続ける

僕の上空を鷹が飛ぶ

空で灼熱の太陽 真っ直ぐに落として

突き刺さる槍 舞う鷹に重なろう

旋回する鷹が 光と交わって

殺され 身は貫かれてく

暗雲としての 

GAMEとしての

鷹は舞うたびに僕に近づいて

遂に届くあのホーリーランス