人類のコペルニクス的転回

ユー・エフ・オーから光線が

銀河の端っこで放たれた

ホシボシの合間をスイスイと縫って

真っ直ぐ地球へプラグ・イン

さながらゴルゴ13のように

ホシボシの合間をスイスイと縫って

血気盛んな大気圏突入

熱を蓄えて光線は進む

窒素や酸素をスイスイと交わし

真っ直ぐ地表へプラグ・イン

さながらゴルゴ13のように

窒素や酸素をスイスイと交わし

飛行機

埃のたぐいもスイスイと避けて

何を貫く光線よ

草の根分けて

土と土との微細な隙間を

マントルの裂け目から

地球の核まで一直線だ

そして通り抜け

ターゲットは地球の向こう側

誰も知らない新しい星へ

誰も知らない新しい宇宙へ

ここで初めて僕らは歴史を反省するのだ

数世紀ぶりに

コペルニクス的転回をするのだ