2003-08-19から1日間の記事一覧

棒状の光が俺の背骨の代わりになるか

窓から射し込む幾らかの光の筋 彼らにとってはレーザーのように ぐさりと ある者は串刺しにされ ある者は八つ裂きにされ またある者は失明をする その光の雨の中で子どもらは 死への恐怖と闘いながら ひなたぼっこや 鬼ごっこなどに余念がないのだ 年寄りは …

本日は息のほう切らしておりまして

走ってる 息を切らして あなたのもとへ 走ってる 息を切らした あなたのもとへ 山を越え 谷を越え 淡々と背中を撫でていく風のような 昨日を越えて メロスの絶望したような 川を越えて 走っていく 息を切らしながら あなたのところへ 「すいません、息くださ…