夢 夢
紫色のが消えてゆきます
時間がばっくれ
わからなくなる
永遠があるとしたなら
こんな感じニャ
秒も時間も
わかんなくなる
ただ紫の
細いおふとんだけが
見える
女の子より
子供になりな
夢 夢
紫色のが消えてゆきます
時間がばっくれ
わからなくなる
永遠があるとしたなら
こんな感じニャ
秒も時間も
わかんなくなる
ただ紫の
細いおふとんだけが
見える
女の子より
子供になりな
僕は時間を愛しています
それを文学といいます
回る地球に繋がって
あなたの心と繋がっている
舞う人が美しいのは
心と繋がっているからです
その人の気持ちが邪悪なら
どこかで地球と繋がってんです
全部は独立していて協力します
それがすべて一つの容器に入って実は
自由運動しております
その粒が時間です
神のするように愛しんで
神にするように畏まり
観念の人力で讃えて歌う
文学
そのままの地球にいるように
すらっと立って歩くのが
どれだけ労苦を要するか
わかるから
こんなにあなたが好きなんだ
その心のある場所は
つくれる
それが文学というもの
時間を愛すということで
僕こうやって
やってんの
何もかもを全部と思えたら
ただにっこりとほほえんで
好きな格好で遊べるんだけど
針のように降ってくる秩序に
だいたいいっつも血を流してるね
そんな時に天を見て にらんで
手でもかかげて
絶対だ! って誓えたら
ぱあって世界は真っ白になるんだよ
そんで踊れるよ
でもまたおうちに帰って一人きりなんて
まっぴらごめんね
文学は文字にさせられる
もっと大切なことなのに
だから僕らに可能なことは
真っ白な世界をほんの一瞬だけでも
一緒に見ることだと思うね
「わあ」って言って
大切に
いつか明るい世界で会おうね!
無気力でどうしようもない夜
うれしくてうれしくてたまらないことがある
愛しい人
離れると魂が延びて細くなる
おなじいきもの
おなじうごき
はいはいと
ぼくたちのぞむ
おなじほうこう
おなじほし
ちがうなきごえ
じゃりんじゃりん
どうぶつのほし
ふわふわのにやり
りょうてをりょうあしに
ぼわーとひろがる
パジャマ着てねる
魔女っていんだぜアサコサン
金沢の三階のローレンス
帯屋のVIVA!って地下の店
たぶん世界中にいる
秋田町のぴのきお
国分寺のでんえん
どこにでもいるよ
探すまでもなく
きみのそばにもいるはずだ
絶対気配は消しながら
魔女はいつか果て
消える
きみが彼女たちに会えるか
知らない
69のまっすぐな彼女の誕生日
喫茶では
老猫が今朝亡くなった
歩き10分の別の世界
魔女はいなくなることはない
誰かがどこかで魔女になる
まじめな人が魔女になる
ずっと続けている人が
背筋のばして水割り作る
僕の大好きなあの人も
魔女っていんだぜアサコサン
そのかっこよさは未だ知るまい
魔女は旅先に住んでいる
散歩の合間に家にいる
徳島のブラジリア
高知のイマジン
神戸の思いつき
十三の
家庭料理おかわり
まったく枚挙にいとまなし
楳図かずお先生
ちょっと違うけど
魔女は詩形を歪めをる
佐藤春夫はそう書いた
洋館に映える織部焼のように
美しきバランスはまさしく魔法
新聞
週刊誌
ひごとに年をとっていく
目を細めて朝ドラ見てる
花
カレンダー
かぎのしまらないお手洗い
かつては和式だったはず
珈琲豆
卵
ストロー
ガムシロップ
ミルクシェイクがだんだんと
よくまざらなくなってきた
午前八時に毎日ひらき
午後一時にはしまっている
テレビがたいていついている
時計はちょっと進めてある
想い出を消しましょう
素敵な海に流しましょう
その前で息を吸いましょう
その空間を愛しましょう
快楽を捨て
いったん目を閉じ
愛しましょう
すばらしき風景に
呼吸でこたえ
時間とは流れるものにあらず
動くものにあらず
止まるものにあらず
そんな軽薄なものじゃない
吸って吐く
そのことに詰まったすべてのものが
時間だと思うし
空間だと思う
だから美しさには
呼吸でこたえる
想い出なんかで塗りつぶしては絶対にいけない
快楽なんかで濁らせてしまってもいけない
記憶に焼き付けてしまうなんてのもずいぶん愚かしい
尊敬しましょう
その風景を
その光景を
あらゆる時間と空間を
すべての呼吸に尊敬をこめる
生きているとはそういうことだ
あなたのことなんてどうでもいいんです
自分のことは忘れましょう
想い出はすべて消しましょう
快楽はみんな捨てましょう
虫の声がする
その中で呼吸する
そのために自分があるだけだ
むりにたとえればみんな一枚の絵に集合するようなこと
すべての時間と空間が
無限に包まれて
一個の巾着袋になってるようなこと
そのことを愛する
だから尊敬する
呼吸する
ともにあるすべてを自らと
まったく同じにみなしましょう
おばあさんの喫茶店で
寝転んで読む
その影に妖精が
僕のメルヘンを呼び起こす
色と形の花々が香る
散歩する人の残像で
少しずつ生きる小さな人々
何も心配は要らないな
信じることが証拠になった
祈りは学んで実りある
みんなのことを考えるときに
大切な人が手のひらにいる
古い木枠の入り口くぐって
革張りの紅いソファの上で
珈琲と煙草とトーストと
漫画雑誌がけむりをたてる
大きくなって翼がしぼみ
歩くそばから魔法の粉が
小さな路地に積もっていく
そして奥まで染み込んで消える
いなくなってしまったみんなのことを
靴のかかとで噛み締めた
青空と雲のある場合
高さなんてもう関係ない
僕らもきっと手のひらのうえ
だからあんなに笑っているんだ
美しい人の手のひらのうえ
手相の道を散歩する
ピンクのヴァンズ
赤いシャーツ
ドゥンドゥビドゥンドゥビへヘイヘーイ
ドゥンドゥビドゥンドゥビへヘイヘーイ
何度もくりかえす
関係ないけど「他人は信じられない」と言うとき人は
っていうのは日記に書くとして
あーサインもらって握手しとけばよかったな
チェキでも撮ってね
こんなに暗くなるのなら
ここから始めます
いつもの大気
吸うとる令和
以上です
眠れなく
バンガローのテラスで
知らない隣のかわいこちゃんと
話してちゅーして
朝を迎えた
そんな想い出をつくりつづけて
3000年がたちました
あるフヘーベン
件メルワルツ
千葉行きの切手
地震ボン
夢みたいな朝霧
つめたい空気と汗ばんだ肌
知らない隣のかわいこちゃんと
チュンチュンバードのとりあいっこして
合宿のバンガローはどっかいっちゃった
あれからいちども登らない山
健康には吸うべし
澄んだ空気を取り入れるべし
知らない少女と朝霧に包まれるべし
何を話したんだったかなあ?
ふ、それは本当は三重の鈴鹿の建物のなかの
廊下でしらない中学生のバレーやってる女の子とちょっと
座り込んで話したってのと
稲武のことね、高校の。
一年の時の
あと中二の夏の夢
初恋のやつね
あー総集編 青春の
眠れなくバンガローのテラスで
ランチハウスでっかいの
雪は決して降ってない
積もってたのは別の想い出
ただ空気が澄んでつめたいだけなのに
あんなに誰かがいたような気がする
隣のかわいこちゃんてのが
僕を愛してくれてるような。
はい、愛しています。僕は
あのすべてのコマの記憶を
あの長い友達の顔もきちんと
赤いパジャマまでおぼえているよ
いつもどおりのうすい笑顔で
なーんもわからず散歩に出たよ早朝
起床時間よりもちろんはやく、一睡もせず
われわれは愛し合っていたし
いまでも愛し合っている絶対ね
だって友情てのはシーン
シーンシーンシーンを大切にしあう
それは同じ場面でなくたっていい
そっちのほうが奇跡なんだから
バンガローのテラス
テラスってのも
実はバンガローてのも
よくしらない
定義がわからない
でもサンセットつまり
なんだっていい
バンガローのテラスであの朝僕はしらない隣のかわいこちゃんとチュンチュンてスズメの鳴く声をきいていたんだよ
それは友情の赤いパジャマの子と、もちろんまったく別人でどっちかってと三重の子ね
はあ、大きくなったよね
草がぶあーって箱から虹が出るみたいに僕たちは拡散していった
遠くからみればほんと巨大に
僕たちはほんと遠くにいるけど
遠くからみればおんなじなんさ
きれいな虹の一部なんさね
だからそれを友情!と強弁したい
三重の子ともね
名も知らんけど
初孫
ひらいた奈良漬
はちみつはこんでパラダイス
わーってみんなでワイワイ
ぴー茄子
詰むくらい好きで
あいあいのあい
ですね
ちらつく夢もほんやりと
あなたと君とをたゆたうな
急にそう
でも昔から
ほどよい距離のあのお姉さん
たなびく関係
こそ永遠
くるくるよりも
はらはらでして
ラブなことなくて
エーならばユーに
すっと吐く恋に
ゆっくりとモーション
バッチグーだってガッツポーズだ
となるんから遥か
君か僕か
どっちかの歩く
ぜんぶの道があっちへの参道