太陽

それはもう大きくないよ

ぬかるんだ足元の

どよめいた軽はずみ

水平線の下を見つめて

濁った海の水を飲む

砂漠にいれば幸せだろうか

夜を越えたら忘れられるか

走って行こう

遠くなくても

心臓が震える

たばこのけむりに

血管の引きつる感覚に

酔いどれている

この世の元始