砂利の銀河

自分って「重たい」人間だなあと思う。

筆を持つと口数が多くなる。

愛なる荷重をインクに込めて投げつける。

饒舌な花束を目の前に突きつける。

誰もが同じ速さで歩いているわけではない。

手を繋いでスキップしたら彼女が転んだ。

ああ、野原のような場所に寝そべって。

ああ、砂利のような空を見ていたい。

水切りの石を探すように、

ゆっくりと星を拾いたい。