哀惜のシンパシズム・投棄

地べたに座り込んで一体化するとなんだか常闇だ

さようなら腰と腰との摩擦と腰よコシノジュンコ

幸せの名のもとの星のもとの味の素に生まれたかったのだろう

最後まで迷惑をかけてお母さんは知らないよ全くもう

そんな

華の蕾が落ちるような

ささやかな不幸せすらも

許されないのか

動物と動物同士の結婚式には異種格闘技戦のような趣があり

聖戦士と堕天使との交換条件に甘い声で厳しく厳めしい厳かなしかめっ面

電電公社の扉を叩けば文明開化のオドアケル

青春のページ数を桟橋が柴漬けの美味しさとの兼ね合いを考えて吟味

でも

いつか会えると信じたい

神さまになって

私たちに天罰を下すのであろう彼に

同情だらけの新橋駅を

もみ消すようにもシンパシー