雪に炎

夢を遠く知る

かたちが僕になる

雪が降って粥食って

裸の君がそこに寝ている

 

お酒を飲んで吐く息が

すべて透明に変えてゆく

舌に口内に

はなすじに麻痺をくれ

 

愛もない意味もない

凍えがあるだけ

それを溶かす炎は僕の

心の中で誰にも見せない

あなたにもね