めぐりを待つ

遠い遠い

女の子

大好きな友達に囲まれて

花々しくて知らなくて

新しすぎて変わってはしゃぐ

もう誰のことも信じるのやめて

目の前のことだけ信じはじめて

舞うように飛ぶように

溌剌と世界を呼び出して遊ぶ

 

あの子のことが好きだった

ただ一つだけ気になっていた

まるでヤクザとカタギの二重生活

それがバランスだってこと

 

僕はここで何十年でも眠ろうと思う

いつかまた会えるまで

遠い遠い

女の子

電車で百分のところから

宇宙より向こうへ行ってしまった

頼れるものは時間だけ

 

君は人だって殺すだろう

何度でも破り

抜け出すだろう

あかぎれのような肌に刺青を塗るだろう

二度と戻らない美しさに泣き

また次の朝日に笑うのだ

それを繰り返していつか

また

ここに帰ってきたわけさ