幻滅

殺したかったり

死にたかったり

黄金きらきら

よみがえる



明日も知らない今晩は

憎くて、憎くて、仕方ない

殺したかったり

死にたかったり

ゆっくりできないんです



猜疑心の塊でもう

どんな人でも許せなくって

嫌なことをされるより前に

死んでしまおうとよく思います



悪のように栄えやすく

正義はとても飲みやすく

辻褄主義のあなただったら

そうなるんだと思いますから



いつまでも変わらず古い文学の

匂いを嗅いで生きてます



犬も食わない戦争を

毎日のように繰り返し

心のなかで果てし無く

死にたかったり

殺したかったりしています

心のなかでただ一人

笑顔を忘れていられます



おとしもの

見つけるために振り返り

元来た道を辿っているうち

切りつけられる夜がある



輝く夜に血しぶきが舞う

月の狂気は相変わらずで

酒のように怖い

ごらんなさい



闇の深さ



しばしば思い出すでしょう

若かりし日の死にたかったこと

突然に湧く殺意のことなど

ノートを埋めた呪いの言葉も

すべて青春は排気ガス

この世の中に満ちている