浴びて待つ

太陽の陽射しを浴びて

しあわせな暖かさ

彼女の機嫌を伺いながら

散歩に出かけてみるか

どこを歩いても

なにを見かけても

なんて言おうか迷ってる

法律と条例を頭の中で

ずっとずっと復習する

明日への道

踏み外さないように

太陽の陽射しを浴びて

目を細めている

そこには特になにもなくても

未来はそこにしかないのだから

ゆっくり歩いても

少しは急いでも

変わらない笑顔と泣き顔と

冷たい言葉

背中がひやりと絶望してる

さよなら僕の思春期の頃

欲張らずに

なにを捨てても

代わりのものを神に祈るから

終わらない

人生のように

この気持ちどこに行きますか

太陽の陽射しを浴びて

好きなように

歩いたとしても

わからない

この匂い

なんと呼べばいい

素手で捕まる蝶はいないさ

泣き止んだ蝉を潰さないように

そっと素早く包み込むように

奪い去るように

捨ててしまうかのように

掴み取るだけ

蝶になれないで

泣きつかれたら

ただその時を

待つだけ

太陽の陽射しを浴びて

干からびた身体を

湿らせてくれる

何かを待っている

諦めたのでもなくて

はじめから何もなかった

望みなどなく

ひたすらに泣いていた

そしてあなたを求めてた

それだけのことだった

たとえ死んでも

生き続けても

変わることないものがあるなら

それを信じてる

もしも無いなら

なんて思うたび

忘れかけていた

涙を思い出している

もしも会えなかったら

なんて思うたび

忘れかけていた

涙を流してる

太陽の陽射しを浴びて

涙は乾くから

待つことを

諦めないでいる

ただそれだけの

生き方を選ぶのを

ためらいながらも

考え始めている

ためらいながらも

待つことに

憧れてる