2016-04-01から1ヶ月間の記事一覧

誰かが言ってた

黒点低いとこぬるいところ僕の涙が落ちてジュウって溶けるとこ誰のためでもなくあなたのために僕だけを反射してあなたのためにそんないちにちを過ごしましたか?殺そうとずっとほうちょうをにぎりしめてるよくしらないけど泣いてしまうね僕たちはいつも抱き…

真夜中に

たぶんこれは僕なんだろう そう口にだすと 涙があふれる まったく心当たりなんてないのに

君の声

声がききたくて とまどい 雪の降る日のさらさらとした 冷たい空気を思い出す 花ならいつでも摘みにいくから 君の声ならここにある 最後のためにとってある 笑顔も涙もうかばなくても 歩く気力もまるでなくても 思いだすことができなくなっても 君の声ならこ…

恋ってきっと

野球場から放物線でうちのポストに文庫が届く恋ってきっとこういうことね古いことばをひもといてわたしを探すあなたを探す恋ってきっとこういうことね恋ってきっとこういうことかも散歩の途中音がして振り向いてみたら球が飛んできた恋ってきっとこういうこ…

二人の経緯

咳き込んで命をなくすその刹那さと雪どけの拍手を混同している肉体と精神あなたはからだを痛めつけわたしはこころを傷つける美しき張りぼてのアート誰もが死を待ち退屈で踊るからだでおどるこころでおどる炎に焼かれ剥がれ落ちて死ぬあなたの最期を看取るの…

恋をしようよ

きらいなものがないのなら 恋をしようよ 忘れるものがなにもないなら 健康的に 恋をしようよ 明日の予定のない晩の 眠るまでの 酔いのように 恋をしようよ ソファの柔らかさのように 砂浜の広がりのように 宇宙の果ての暗闇のように 名前のつかない 恋をしよ…

恋の証

みんな好きすべてが恋で全部が全身愛してるってわけもないことピアノの音ヴァイオリン歌声と囁き虫や川や星にも耳をすませたくなってあなたと離れるその時にはぜひ花火をしよう打ち上げ手持ち線香花火なんでもいいから燃え尽きるのを僕は見ていたいどんな色…