2010-08-01から1ヶ月間の記事一覧

白く茄子

昔の彼女の フォルダ爆発 肉体離れて リビドー陽炎 無機質なエロ画像 無意味なエロい声と 無軌道なエロいその動き 思い出して 射精を目指して ひたすらに汗流す ときおりボーナスのように 自動的なお膳立てを 勇気を出して 明日も動こう 今日を働こう せめて…

死ぬ

大切な君達がいたらいい お金は忌ま忌ましい 仕事が追ってくる 気色の悪いことだ 吐き気がする 涙が出てくる もう死にたい 早く死にたい 大切な君達が幸せならば 生きても死んでも同じこと 大切な君達がとやかく言う前に 僕はともかく死んでおきたい 何も信…

片腕と翼

予言の予定はどこにもないのさ 格好いい単語を探して並べて それが予言だと世迷い言も大概にしろ 詩だってか 可能性も翼であり 想像力も翼であり ばっさばっさと飛べるだろう そうなれば無敵だろう 大きな怪物と化した僕の腕を 切り落としてくれ 僕はもうこ…

鏡の裏側

鏡の裏には 僕はいないのに 殴って壊して 僕を愛している 君の唇に 赤く輝いた 僕の何かを 弾けるほどに 夢を込めて 轟音あげて よろめいた美しい この詩の裏には 殺しの調べが 大人しく笑って 席についている 誤魔化しの勇気を 今日も言えないまま 死にそう…

慣れと忘れ

うるさい音楽で繋がれた 間のない人らの冷たい会議に 追い出され 禁止され 知恵を寄せ合って生き抜いてきたが 慣れと忘れが僕らを捨てる 爆音の人 狂ったように踊る 信頼の汗に輝いて バーベキューでもする いい場所で星を見上げる 無駄だらけの言葉を吐いて…

人が住んでいる

寝静まる前の 遅い夕飯を作る音 そのほかに何も 細長い国道に車はない おばあちゃんが電動自転車で きつい坂を電灯も点けずに登り シャッターの降りない暗い金物屋の二階には まだ白熱灯が窓を照らす 点々と街灯 薄い星あかりと消えた月 瞬く自転車のライト…

無縁

幸せが 育まれて膨らんで 爆発しそうで死にそうで 宇宙まで行きそうなくらい大声で叫び 名前を呼び愛を誓い そして忘れて思い出す 君と会う瞬間は 想い出の荒野に立つ金字塔 鋭く根を張り突き刺さるように胸に生えている 輝く一瞬を窓に映し あの昂揚感を永…

ゆまい

ゆまいつまいすまい コラロイドボタン 用意どん きたらしいかなみかん 一時間程度ゆすい 選んだりひらい ドウランぽいきらい あしばりき 戸惑いの仁丹が 傷痍弾かなりよかまる ちまみろひらひら めらいどきらきら 仲良くなかよし ルールまからぬ一本よいち …