2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧

へや

慢性的に眠いです 毎日たくさん寝るからです 目蓋がからいです 野菜ジュースが歯に凍みます おしっこに行きたいです 面倒です 音楽を聴いています ラーメンを食べました チョコレートください 将来が不安で 目の前が真っ暗です 部屋の明かりが瞳を刺します …

キャベツ

しゃりしゃりと甘いのです まるで林檎です 畑に並んでいる時は わさびのような顔をしているのに きっとあれですね らくがんを溶かした液の中に 三日くらい漬けてから出荷しているのでしょう むいてもむいても甘いのです スーパーで百円の ピカピカのキャベツ…

ココア

ぱくぱくとわたしは スプウンでココアを すくつてはたべてゐます おいしくて 口がかわきます それでマグカツプに入れた ろ過水をのみます 少量をふくめば まろやかになりました にこにこしちやひます

寶くじは買はない

失はれてしまつたものは 二度とかへつてはこないのだ だつてそれは 失つてしまつたのだから 自轉車で來てゐてよかつた 無一文でどこまでも歸れる 一錢も持たなければ 使はなければ道は限りなく永遠である メトロ通りにやつと目を細め 星を一つ知る 朱色の鳥…

意味あるものは失えば無意味になるの巻

陽が昇れば朝を忘れ 暗くなれば夕暮れを喪失する 親になれば名前をなくし 人が死ねば塵になる 時間が止まったら真空のようにすべてはすべてを停止させる 唯一無意味 溶けない氷は雪女の美貌によって維持されている 凍った涙は積もりもしないで 綺麗 振り子を…

『芝浜』(新春蔵出し!まるごと立川談志 080103 NHK総合)覚え書き

【総論】 談志の落語は「断片から全体を想起させる」という仕組みになっている。 あるいは「非論理を積み重ねて論理にする」という力技。 談志は「芝居をしない」あるいは「台詞を言わない」。 脚本というのはどうしても論理的になってしまうが 談志の落語は…

お正月

初日の出が遅い 津波のような朝焼けが ビル群を縁取り 西の空には星ひとつ 光GENJIも踊り始める 縦横無尽に駆け回る 地味なギャルたちは ウェストポーチを 揺らしてる 89 恐れることなど何もない このまま徐々に 緩やかに鋭角的に 続き続ける カメラを構え…