目に見えない落石 脳天を鬱 ヨタヨタと足取り 夜空を彩る満点の華 今の気分をゲットダウンして 血豆だらけの左手を切り捨てろ 進んでいく時間と 存在不可能な時間を取捨選択する 夢想して 分岐点に立つ 大人になる僕が 女の人の足と足とのあいだにちんちんを…

修道院で爪を噛む ひび割れて 飛び出してくる妖魔の数 数えて 知的な笑みを浮かべる女 神とだけ 神とだけ契約をして 自然とだけセックスをする 野に出て 犬を誘い 突かれ 突かせて 予定だけをかたくなに信じる 神だけ 神だけに仕える女 それを見て 涎を垂ら…

あたしゃそんな難しいことはわかんないんですけどね 一挙に 流れ出るように 死にたい 溢れ出るアフラマズダ 光だけが僕を照らす 嫌われ者にはちょうどいい 光だけが耳を劈く 心象風景をうたいあげる身体障害者 差別的表現の有無 心に生じるやましさが 土人へ…

サルデスからスサまでの 非常にゆるりの下り坂 突き抜けて青春 突き破ってゲルニカ ガリアにフランク モロッコにフランコ 壁画はラスコー エクスペリメンツでフラスコ 溜まりに溜まったフラストレーション セクハラの教授 穴通る 腐乱す はじめてなの あたし…

アイルランドの中空 旋回するアングリカンチャーチ ドル箱が炸裂 撒き散らされる石油戦略の賜 参政権と自弁の兵器 ユダヤ人の開発した原爆 水層の中に映し出される巨人の顔 大海原に沈む舟 白と黒のチカチカ 白と黒のチカチカ 色彩を無視 眼球の裏側に突き刺…

幻想的に生きてくれ 幻想的に 惑いがちな文章で僕を殺してくれ 君は死なないでくれ 幻想的に 幻想的に生きてくれ 幻想的に生きてくれまいか 惑いがちな格好で崖の上に立ってくれ 長い長い 性器の形をした純金のノベボーで 三百メートル彼方から 押してあげる…

シュバイツァー シュバイツァー あたしのために脱いで ねえシュバイツァー あなたの伝記を一枚一枚 エロ本と取り替えたものだわ 厳密に言えば僕はふかわじゃない

チュンチュンとつんざくなら もっと性器を中心に ゲッツー あざらし 碁盤目状に僕の背中が変形中 死よりは恐ろしくないこんな状態 ちょっと待って ちょっと待ってよ ああああ 君はいつからキョニュウだった？ 酢よりすっぱいものが存在するなら 酢ってなんだ…

ゲルゲルゲルゲル ゲルゲルゲルゲル グ グ グ グ 剥がれ落ちていく スプウンから 小さな小さな 銀の破片 それはまるで僕の胃の中 イタイイタイ病を 思い出させるように remind me! itai itai byou そして崩れ落ちていく 新潟の彼の地で 今なお 苦しみ そして…

後鳥羽院に造詣が深い僕の弟の通夜に三百万人のお坊さんが集まって大騒動誰がお経を読むかでもめてお母さんの胸をもみたいお父さんが目に見えない何かを勘違いして撲殺尼さんは許さない許さない許さない許さない 勝利者は僕 饅頭は渡さない誰にも 死んだって…

壬申の乱にまぎれてみえなくなってた婦女暴行の歴史に終止符を打つために召集された 新企画発表の前につきまとう食中毒を排斥せよとデモクラシーを起こす富山県の主婦 そんな模様をテレビで見ながら柿の種ピーナッツを庭にばらまく鬼だけじゃなくいろんな者…

胸の中に 二律背反が隠れていて それは割と 見えない 透明なカラスを通してだけ 知られる みんなに 何百匹飛んでも 見えない たいてい たぶん 心拍数を誰かに聞かれて 変な顔をされて もうたくさんだよ 見てるのか 見てないのか わからない顔はやめて どこか…

洞窟の底に剣呑なモノリス ひっくり返す サイババの怪力で