お散歩遠く

お散歩遠くへあてもなく

なかよしお月様

指先すべてが美しい

目に見えぬものたちも


あっちかな

こっちかなって

どうにかなってしまいそうです


お散歩遠くに手を振って

だれか笑ったら

耳を澄ましていいんだね

ひとりでもいいんだね

 

聞いたかな ゆったかな

豊かな悲しさの日々


お散歩遠くのガンダーラ

みんなばらばら

いろいろあるから目を閉じて

今日 愛する人たちと


さらば 友よ


散ったから あったから

宝のありかにも似た


あっちかな

こっちかなって

どうにかなってしまった


あっちかな

こっちかなって

どうにかなってしまったから

ラブガン

世界中

没交渉

壁の入り方を

なるべくしてなる

花の音

 

かまいませんとも

横の深さを測りましょう

人も魚も

 

人のものは欲しい

それだけだろうな

さわやかな形

 

悩むなら着慣れ

空からは狩られ

頭から消えてゆく

わたしの殻ら

わたしらの稲ら

 

自滅の冠

鬼畜の星に

かたまる歩道

未来は桟橋

音楽

音楽って嫌いなんだよな

言い訳付きの麻薬

正当化した堕落

何も考えたくない奴がたった一言

「音楽」とだけ言えばすべて

そんな気になる手抜きの概念

個別に見ろ

それは本当に音楽か?

ジャンルに乗るな

リズムに乗れよ

ただ純粋に好きなものを愛せばいい

のに

何が不安だ!

 

怖いだけだろう

ギターとベースとドラムって

決まりきった編成の何が楽しい

お前が最高と思うように組み合わせろ

つか楽器じゃなくてもいいんだよ

音は一つの要素でしかない

イチからお前が考えろ

何が素晴らしいかを

何が美しいかを

乗っかってんじゃねーよお前の人生だろ

死ねよ早く

遠くまでゆけ

みんなのことが嫌いで嫌いで

もうだめで

地球のことが

時間のことが

よくわからない空想のことや

宇宙みたいな幽霊みたいな

遠くのものがあまりにも好き

 

人間のことが辛くて辛くて

死にたくて

意味わかんないし

歩けば困るし

楽しくもない

ただ美しさで生きている

ただ美しさのみ輝いている

湖とか桟橋とか

羽ばたきとか

そういうの

 

手をつないでゆこう

見えるまで

くだんない肉体に吐き気がするよ

中身なんてすべて追い出して

真空の世界で

寝そべって

からっぽで

内側を剥がして

煙がでてくる

 

出発するか

ここにいすぎた

人はとどまると煮えすぎる

その熱い棒を押し付けてくる

腰から足が生えているような生物は弱い

裸足が耐えきれないのは重いからでしかない

 

みんなのことが嫌いです

殺意八幕

好きの自由

嫌いの自由

好きにさせろよ

お前が嫌いだ

がんばってる人も

いたいけな人も

偉大な人も

輝く女も

嫌いなもんは嫌いなんだから

仕方ないだろ

殺していいか?

 

抱くだけ抱いてバキバキに砕く

きみの身体は甘くて硬い

軽やかな口あたり

鮮やかな手ざわり

狂った嬌声

最高な感度

苦しんで死ねよな

忘れてないよ

こっちは

 

雨が降ると泥だまりが浮く

すすって飲んで胃に入れて泣く

やや上を向く

破滅の角度

不可能耳

言語が無理

言語が無理

脳が疲れて

言語が無理

かさばらない

はばたかない

へださてない

したがらない

赤いといいなと

黒いといいなと

青いといいなと

白いといいなと

あまり思わなくて済みたく

陽気も何も

文字が怖い

耳から入る文字が怖い

全部バラバラにしてくだはい

挟まるまで粉々になれ

ファザコン

4時開店の5分前

店の扉は開いている

入っていいなんて言ってない

当たり前の顔

 

ちょっと困るな

カレンダーも昨日のままで

 

そう彼女には罪はない

彼も悪いとは思えない

けど食い違った

戦争になるぜ


ファザコンぶち殺す

何よりも女の敵

ファザコンぶち殺す

男の敵さね

 

頭がちょっとおかしい

そのズレは妖精

ふたりには罪はない

ただ殺し合う

殺し合うのは楽しいみたいだ

 

ファザコン

男であれ女であれ

権威に甘える無能ども

隙間に甘える卑劣な手

若い詐欺師

若くなくなる保険を持って

若さ謳歌する卑怯者

いつか落ち着く手筈でもって

破綻匂わす小狡い詐欺師

 

憧れの無頼

青春というエネルギー

手は届くけれど戻って来れない

ゆえにしっかり握っているね

いつもそうしていいとこ取りで

 

苦悩もすべて過ぎ去ることは知っている

そのことを嘆いてみせる

その前に死ぬと嘘をつく

死ねないことは知っている

死ねたらいいなと願ってはいる

知らないうちに痛みなく

終わってくれたら正直者だ

そういう一握りの奇跡にわたしはなりたい

この想いだけは本当だから

どうか許してくださいと

何十年も生きさらばえる

知ってるくせに

知ってるくせにな

 

普通ということを正確に知るのが恐ろしいんだろう

自分の位置は知りたくなかろう

だから不誠実に狂おしいふりをする

0か100かに限定するのは

目を背けたいだけだから

殺人の寸前

グラスの水滴が

指について

眉を撫でたら

つめたい

 

熱き談義スポーツの風

僕はだるくて殺したい

みんな同じティーシャツ

 

大声に包まれて年だけ進む店主

白髪が増えたわね

 

愚か者らと賢人たる僕が

横木に肘ついてこれから何起こる

車が走り月が傾く

佐々木様が大魔神だった頃の話も

オオタヒカルの悪口もすべて

みんなごめんね

みんなごめんね

もう死ぬね

誰でもいいから

許してください

みんなごめんね

みんなって誰?

わからないよね

みんなごめんね

名指しできなくて

言いたいことなら

山ほどあるけど

もう死ぬね

こんな言葉しか

伝わらないから

さよならムーンスター

普通の人間をどう許していこうかね

うるせえ奴らを

脳足りんはしゃぎ屋の

無駄に歳とった半端者どもを

 

それにしても小さい女の子は

お母さんの手を

繋げくるくると回し

すべてを背景にしてしまう

 

愛について考えようという

呼びかけを

漫画本で跳ねのける

 

最後の人を僕は待っている

手のひらを必死に追いかける

その輝きを

 

先端 爪の先に

始まりも終わりも

 

愚かしい草花の陰

月も星もずっと隠れて

小さな声で僕らにおはようと

暗闇の中でささやきかける

神経衰弱

さよならだユー

自律神経

どっかいっちゃった

イカれてる頭に

体がついてきていない

 

おやすみよミー

華やかなる死の予感

気狂いのゴール

 

徹底的にやってきたとおり

ちゃんとぬるめの風呂に浸かって

副交感神経優位のまま眠りに就こう

最高な世界

 

桃色クラブは今夜から

煌めく雪上プラネタリウム

因果関係

崩壊中

詩人の指

君は詩を書くんだね

って詩の中で詩について述べる

自己言及的な?のはだるいんだけど

しょうがない まあ戻そう

 

エンジェルは喋れない

赤ん坊だから

きれぎれの音の切り貼りで

すべてを伝えてくれる

 

女神は微笑むだけ

口を開けた女神を見たことがある?

画像検索するとマジでいない

あくびしたり感じたり

するはずなんだけどカメラの前じゃ

 

詩人の女は詩女って言われないな

なんで?

女流詩人くらいのことはあるか

別にあったっていいと思うよ

詩女 僕は好きだけど

 

まあ息を吐いたらいつでも白くなるような

そういうふうに書けるのが詩人でね

何も言わないで

エンジェルにも女神にもなれるわけ

君のみじかい指だけで