死なない程度に格好良く

死なない程度に格好良く

僕はそれを継ぐ

君のため

君に告ぐ

あんたが永遠

カッコいいようにな

 

去る人は消えぬ

ただ散り沈むのみ

わたしの中に

喰うよりも深く

沁みるより痛く

思春期の魂をかたどった

あんた

それがここにあるならばな

 

死んだ人は知らん

生きる者だけが

ここにいる

ともに居る

降り注ぐわけだ

あまねくな

それは若き日の酒の味

鋭く、ピンと来逢う直観の

交わる焼け付くあの一点

僕たちのであい!

 

君も知るあの子との

初めてのキスより豪華だった

角度において。

どちらも有数に延びて

今ここにある

感謝として散り

また咲いて跳ねる

 

目黒川は美しかろうな