白のない便りの恩返し

いったいなんの収穫が

僕の

この世の中に起こったか

真夜中に

起こったか

 

さあ音楽は鳴り止んで

だけど僕の身体は止まらないので

そこかしこから猿が出てくるような

コト考えてみて

 

明日はどうしてもやってくるのに

今日になれば少し先延ばし

また明日までの長い時間を

こうして過ごす

 

タイミングを見て

踊る横並びを見て

 

愛しているものからけして少しも離れたくはないんだ

だから大きな涙を盾にしてできれば今日は見ずに過ごしたい

少しも離れないために少しも近づかないでいる

だって僕の好きなものはいつだって僕と等間隔にいるから

 

それで時間は過ぎていく

まわりまわりまわりまわっていく

少しずつ僕の歯は欠けていく

だけど笑顔はいつも絶やさない

 

素敵な

素敵な話を

素敵な僕たちは

やってる

 

あふれてくる

どんどんくる

剥がれ落ちるのではなくって

ふくらんでいく

はりつめていく

はちきれそうなわけではないけど

 

ゆっくり

人生は流れる

時間はずっとここにあるというのに