博愛て死ぬ

毎日毎日いろんな人から

ほんの少しずつ裏切られていく

たくさんの絶望

だんだん切り取られて

空っぽさ

 

菜の花から油を搾り取られるかのごとく

美しく燃えて食べ物に彩りを添える

みんなの生活に降りていく輝きは

僕らの涙が原料です

 

そうだから死にたいと願い

消えてしまいたいと願い

殺してくれと願い

ヘルプをヘルプを欲しがって生きていく

 

一度きりの人生のなか

永遠の苦しみに

いかがな虹かと

 

怒号響くサントリーホール

英字新聞のでたらめな言語

地震が全てをひっくり返した

揺れては揺れては諦めて生きていく

君のいない

君と呼びたい

不在

 

月光を片手に神は歩く

余り物のシート状の何か食べるものを配って

みんなの飢えを照らしては笑顔を与えている

 

お母さんお父さんとの思い出を

いきとしいけるすべてのあらゆる人たちにあげるよ

僕の思い出を全部みんなにあげるからだから

死ぬ