2016-10-23 お茶と魔法 退屈だと思って生きているのに 大きな魚が泳ぐ川のように 週末の 魔法 お茶をいれます 何がって 僕とは君のこと 立つ湯気はからっぽ 心の中のすべての記憶の 最もよい部分だけが そこであつまって絡まって 一人の人間になっているようなこと だから僕とは君のこと 永遠に減りそうもない湯飲みのお茶が 孤独そのもののように 美しさを引き立てて ほんとうに さみしい 週末 酔っては醒める 解ける魔法を見送る日 儚い君とは僕のこと