だきとならし

死亡、酔いよ。

美しくもない夜

見つけられないから

泣いてばかりで

遠く遠く

響きもしない

真空のような隔てられた夜空

梅も桜も

ゆっくりと丁寧に

好きな茶を望み

様々の土地を試して

故郷にはかないはしない

大抵は涙する

意味のない

その行為

微笑みを糧に

そのままで死んでいく未来を憂う

台無しにしてしまうかも知れない

二度と会えないし

交わり方も難しい

一期一会も再会によって

結局

秋風も

すり抜けていく

胃のむかつき

たまっている黄色い質

自分を弄びうる権力を厭って

若い心を愛するのみの

ただそれだけの日常へ

潜りつつ

死を想う。

繰り返すだけだ

愛に満ちても

一度だけの幸福に

騙されてきた

落ちるだろう

祝福はきっと維持だろう

循環するのだ

ここにはとてもいられない

お前をここにはいさせない

笑いながら

殺されるのだ

それをまちながら

全力投球し続ける

ほぼ、奴隷のような

心、