きりさく涙

ときどき女の子は
切り裂いて涙を流す
歌い踊る君の腕に
輝きながら泣いている

無理矢理に
こじ開けるように
優しく這わせる
青い手に

愛のきらめき
恋も安らぎ
幸せの絶頂を知っている
明日もかならず美しく
きっと君は生きている

できること
なんでもする
もしも許してくれるなら

いつでも女の子は
弾けるために心揺らしてる
ほっぺたに涙腺に
空へ伸ばした両腕に

もしかして
どこか遠くへ
悲しみや苦しみや
理解できないあらゆることを
押し込めているのかもしれない

僕は知りたい
何があったの
そんなことはどうでもよくて

どこに向かって
走っていこう
立ち止まって
わけのない時を過ごしています

星のかなたに
鳥のさえずり
花の匂いを覚えてる
明日もかならず美しく
ずっと君は生きている

川の流れに
海の涙を
ぽつりと落とすようなこと

また
会いに行きます