いたむ

数々のトラウマ

どんなに小さくても

花が咲いてる

雪道の涙

風に流される背中と

やたら塩辛い食事

教室の色も

彼女のあの時の嫌な笑顔も

大きく響くあの曲も

どんなに些細なことであれ

重たく苦しく咲き誇る

薄汚い

美談も何もかも

優等生気味だ

逐一痛む