夢と水

過ぎたこと

そう

だから

夢のこと

消えず拭えず

濁りきって

ただ静か

沈殿を待つ

水はいつでも澄んでいる

見えなくなってしまうだけ

唇を切り

沁みる

血管は泥を

押し返す