光のいる場所

永遠に続く疲労の果てに

唐突に終わる有名な未来

休憩になってふと思い出す

死んで行った者たちのメッセージ

麻薬を打つような吸うような意味で

あっさり本を読み出して

架空の煙草を延々ふかし

何もできなくて表情もなくす

別れていった友達で

支えあえない人たちのことを

考えるたびにため息が出る

同じ世界に生きているのに

やめてしまえばいいのだ

こだわることも求めることも

あらゆる理想と希望をすべて

現実の海に希釈していこう

目の前にあるのは覚醒の仕掛け

飲み終わったコーヒーカップと

読み終わらない軽い本

繰り返される避難所生活

知ることを知るため

悩むことに悩み

目的に縛られた自分を

星に溶かして

夜空をひたすら地図として

いろんな場所で見上げたら

塊はほぐれ

光も居場所を見つけるだろうか