地理

ぼうんと重たい

体を横にして

頭が痛いです

扇風機寒い

ようく考えれば

毎日涙が出るんです

本当に視界が滲みます

今日はそういう日なんだな

考えっぱなしで辛い日も

ただ淋しい

だけの日も

夜が静かでいられます

だから泣くのじゃないけれど

気づけば空は静かです

棒のような甘い愛

ほろ苦い悪の蜜

明かりが消えて

照らされた顔を思い出す

いつも意識してる

すーっと抜けていく

暑くもないが扇風機

換気扇

その音に動き続ける

消せば暑いさ

しかしもし

そうでなければ

泣くだろうか

苦しいだろうか

わからないから

恐いのか

そうだその空は

明けていく

鎧のように剥がれてく

どろどろにもっといてほしい

けれどもそれでは恐ろしく

行き先がない

黙ってる人たちがやけにいる