弛み

揺り篭を見つめる

救えるだけ腕が伸びて

笑えるだけ笑いすます

生活のもとへ

神などない

見つめ合い、思い出す

繰り返す

寄り添う人達

血が流れるほうへ

法則を確かめて

遥かに祈りを

昔、生きたあの人へ

眠らない乱れ方

散る雲の心に

静かに息を吸い込んで

結界を張る