飲み過ぎたのでなく食べ過ぎて

いや食べたせいで

気持ち悪くなった

年々食べられるものが減っている

ラーメンはもう無理だ

カレーも怪しい

コーヒーをのんでいる

エアコンには気が滅入る

時計は恐ろしい

何もそんなに刻まんでもと思う

詩は散文じゃねえのに

散文を読むように詩を読むから

散文のような詩が売れる

とんと散文詩を見かけない

このまんま菜食と粗食を続けたら

もっといろんなものが食べられなくなって

やせ細っていくのだろう

元気がないから散文がちだ

俳句や短歌を老人が好むのは

詩を書く体力が

あるいは胃のようなものが

弱まるからなのかな