終わってもいいけれど

君を守りたい

ゆえに僕は僕を守る

永遠に続いていく暮らし

終わってもいいけれど

菓子パンぶん投げる

子供をどうやって叱ろうね

授業中手を上げないで座ってる

姿見ることはないけれど

塾通いなら帰りにソバ食って

夜行性の昆虫と光と蜜と

探しに出かけるんだ

一ヶ月帰って来なくたって

素敵さなんてわからない

粋がってるだけでもいい

繋がっている時代の中で

すべて終わってもいいけれど

夢の中まで僕が出しゃばると

代わりに君が来てくれる

流れる水のような愛の様子

月光が傾くまでずっと起きてるよ

諦めた明け方の冷たい空気

すっと久々に抜けだして

ガラス越しの朝日を背にすんだ

そしたら飯食って出かけよう

五万人いたはずの僕の想い出が

眩しすぎてもう見てられない

歩くだけ歩いたら出会えるだろう

疲れるまで疲れたら愛し合えるから

夜も朝も見境なく

歩き疲れそして眠って

終わってもいいけれど

一枚の布を下ろし続ける