終わり

光り続けて

輝いて

照らしていくために

僕は生きてる

抗ガン剤の副作用も

どんな気持ちかな

五階建てのビルに

吠えるよ

積み重ねていく世紀末

新しい時代は来ない

いつまでも咳をして

血を吐いて生きていく

みんなの優しさで喉を裂かれて

奇矯な声で

奇妙な弾圧に耐えて

核爆弾が落ちてくるような

確率で生きてる

核爆弾が不発になる

そんなようなタイミングで

色んなところで

何かが終わっていくのは

こんなにも

古臭いことだったでしょうか

神が切り開く空のカーテンは

美しい景色を与えてくれるけれども

どこかで何かが終わっていくのは

こんなにも古臭いことだった

でしょうか