時代

時代です

もうただ時代です

悲しく

泣きたくなるけれども

時代なのです

困ってしまうほど

時代です

永遠に僕は正しいのです

恒久的にただ正しいです

一瞬のうちに僕は正しく

刹那的にも僕は正しい

しかし時代です

望遠鏡も顕微鏡も

時代には勝てません

時代は等身大です

だから非常に

説得力があります

ただ単に僕は

嘆いているわけではありません

時代だと言うのです

等身大が発言力を持つという

そういう現実を嘆きながらも

虎視眈々と分析を続けているのです

子供が僕のところに来ました

飛び跳ねています

これは時代ではありません

しかし等身大です

それで僕ら大人は泣くのです

それは正しくもないし

間違ってもいません

そういうのは真理です

だけど決して

真理に溺れてはいけません

だから僕らはずっと考えます

正しいことは何なのかと

明らかな真理を神棚に置いて

あがめて

祈って

考えるのです

正しいこととは

なんなのだろうと