ファンタジー

トロトロのポエジー

ちくしょう殺すぞ

面倒見のいいスーパーのおばちゃん

ボール投げたら打ち返すバッター

鼻水たらしてスカートめくってる

鉄橋の下でいつも見つめてる

夏ならだいたい裸でうろつく

知ってるような

知らないような

よくわからんおっちゃん

ああふるさとよ ふるさとよ

永遠に屑みたいなあいつら量産して

僕の帰る場所として是非とも

許し合って 憎み合って

流動的に固定的に

冷たく暖かく

わけのわからんように

グワー

がめついね

どろんこになって遊んだね

あのころからケチだった

そうめん食べたね

おいしかったね

もういないんだね

嫌いになったんだ

明日になるのが怖い

もう永遠に今日でいい

永遠に

永遠に

永遠に

どこに帰ればいい

こんな暗黒見たことがない

すっころぶぞ

頭打ってきっと死ぬぞ

妖怪がどれほどいるものか

とってもとっても

生きていられない

逃げるように死に込みたい

もう何もかもがいやなんだ

ゴミのような人生

誰が捨てたんだ

こんなにたくさん

同じだよ

すべて同じ

どう見ても終わりだ

マヨネーズあれば何でもうまいって

嘘だろう

ハッカのような味

忘れないからな

落ちたもんだよ

希望ってやつを信じていたいが

もっと思い出を増やさなきゃ