あの川

今日はわけても人のある

万松寺通り商店街の

お茶の匂いが涙を誘う

道草みたいに用事を済ませて

君の喜ぶ顔を祈って

懐かしい空気の新しい出会いを

気に入らなくても確かな意味へ

君のおかあさん

君の妹に

雪の降るような想いを空から

遠く離れて暮らす日が来ても

こんな涙を味わえるよう

君と家族を殺さない

故郷のない淋しい土地に

生まれて抱き合い愛しあってた

そのわけがわかるね

ゆめゆめわすれず

いつまでもそこで泣けますように

僕がいつでもあの川を思うように