黒い雨がまた降り 空を覆う鳥達
何も見えぬこの地で お前はどこを歩く
丘へ登れよ さぁ 見渡したまえ 絶望の淵を
お前は見たか さぁ 何を思うか 祈るのだ
すべてを 誰もが 気付いていたのに
生命に 溺れて 知らなかったふり……
わたしはまた歩こう この鳥達と共に
いつの日にか還らん 夢の果ての彼の地へ
破滅にあらず あぁ 希望の神よ 裁きの光
わたしは誓う あぁ いつか再び 栄えんと
我もまた消えぬだろう お前がいる限りは
何も見えぬこの地を お前が愛するなら
あの谷越えよ さぁ 降り立ちたまえ 希望の庭に
ここで育め さぁ 彼らと共に 神になれ
愛とは 夢とは 今度は捨てよう
何度も 何度も 繰り返さぬように
わたしはここにいる あの鳥達の故郷
幾つも繭を破り 空を青く染めながら
光の中で 微笑みあって 裸のままで
すべては芽生え すべてを忘れ 神を知る
（その光の生み出した 鳥達と草花達は
やがてひとつの星をつくりわたしたちは栄えた）
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