ドラえもんとのび太

ドラえもうん

のび太やあい

なんつって二人は離ればなれになったお互いを探してる

そう考えてみただけで

僕は涙が止まらない

本当に泣いてしまう

想像してください

そんな二人を

ドラえもんのび太が道路でローラースケートで遊んだり

一緒にお風呂をのぞいたり

「息をふきかけるな」なんて言いながら一冊の本を大切に読みすすめたり

けんかしたり

そのことを思い出すと僕は涙が止まらない

どんなことだって考える

あれから一年後

十年後

君達は何をしているのだろう

あの永久の日々のあとに

愛し合い

誓い合った恋人達も

いつか別れが来るように

劇画・オバQのように

忘れたり

思い出になったり

思い出しては

邪魔だと吐き捨てたり

それとも

ドラえもうん

のび太やあい

なんつっていつまでもどこかを

叫び歩き続けて

疲れて

倒れて

星を見て泣いたりするんだろうか

未来のことなどわからないから

コミックス読むのだ

何百回でも

のび太ドラえもん

君達は美しい

だからといって僕はもう

何も望まない

君達の思うようにしたらいい

僕は信じてる

知っているから

何だって知ってるよ

全部読んだんだ

何百回も

だからわかってる

きっとそのためにドラえもん

あの日

野比家に帰ってきたんだ

終わらせないために

祈りを呼ぶために

野暮なことはもういい

涙も拭いたよ

のび太

ドラえもん

雲の王国の人々が決めたように

希望はあるよね

僕も忘れないで生きるから

仲間になろうね

よろしくね

いつか一緒に

マット・フェンシングして遊ぼう

ずっと夢なんだ

叶うよね