雪景色

一面の雪景色

心の果てまで

誰かたちの足跡が

吹雪くまで永遠に残る

砂利に染まり

土が混じり

よどんだ美なり

それでいいから諦めた

知らないならままでいい

もう新しくて

あの人の力を借りるまでもない

目に映るすべてが超越だから

疑心暗鬼でも白いだけだから

嘘があるなら背を向けたらいい

耳だけで位置を知ろう

反射しながらね

夢心地

とおりすがりの思想たち

もうそれでいい

彼等とは会釈を交わすだけで

社交界には足りている

十分すらりと立っている

もう要らない

卒業旅行はもう終わり